【感想・ネタバレ】会社員 自転車で南極点に行くのレビュー

あらすじ

神戸の会社員が自転車で南極点に!!

神戸の会社員・大島義史氏は、有給休暇を利用しては自転車で世界各地を一人旅しています。
その通算距離は北極海からオーストラリアに達します。学生時代に南極に魅せられたものの、就職後は南極の夢を諦めていました。
やがて、民間人でも南極に行けることを知り、家族や会社を5年間説得し続け、ようやくGOサインが出ます。
2015年12月24日にチリのプンタ・アレナスに渡り、年末に南極大陸に上陸、1月11日には自転車で南極点に到達したのです。
このことは「THE PAGE」というウェブサイトで連載(全12回)され、大好評を博しました。
本書は、その記事に、現地で撮影した写真(南極の空は世界一美しいと言います)を絡めた「フォト冒険記」です。
大島氏は「ぼくは冒険家じゃない。サラリーマンです」と強調します。
スポンサーに頼らず、2000万円を超えるすべての費用を借金などで調達し、自転車もヤフオクで調達しました。
南極点への道中では、何度も挫折しかけますが、それを乗り越え、この快挙をやってのけました。
本書を読めば、だれもがやる気ときちんとした計画があれば、不可能と思えることができると夢を抱くことでしょう。

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Posted by ブクログ

勇気をもらった。合わせて語学の勉強の必要性、計画を立てる重要性を学んだ。

この本を購入したことで、彼の借金返済の一助になれば幸い。

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2017年05月21日

Posted by ブクログ

冒険譚は数あれど、冒険家ではなく会社員として南極点を目指すというところがキモである本書。
南極でのエピソードよりも準備段階、とくに資金に関する苦労にページを割いていることが特徴的。またそもそも南極点にチャレンジするか否かという根本的な葛藤からして冒険家とは違うサラリーマンならでは。
男の一念岩をも砕く、を具現化したような話は、そんな渇望感のない身にはタメになることは何もないが、ざっくばらんな心理叙述は面白い。
ただ重要な局面で心の声と実際の声が(わざとなのか?)読み分けられない部分があり、状況の理解の妨げとなってしまい残念。

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2024年11月23日

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