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Posted by ブクログ
今流行りのSDGsが何なのかを勉強する意味で非常にいいと思う。
タイトルの通りだが、入門本としては最高だと思う。
また、SDGsはこの本でしか勉強していないので、他も読んだ結果、この本が偏っていたとか、内容が浅すぎるとか出てくるかもしれない。ただ、今、この本だけを読んで、SDGsは浅く理解できたと思っている。
正直、好きな分野ではないので、もう1冊は読みたくないので、これで理解できたことにしておきたい。
以下、備忘メモ
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SDGs入門
村上芽 渡辺珠子 著
1SDGsを理解しよう
sustainable development goal
目標が17こ
SDGsを世界共通の成長戦略と捉える
貧困を終わらせる
飢餓を終わらせ食糧安全保障及び栄養改善を実現し、持続可能な農業を促進する
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する
すべての人々への包括的かつ公正な質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う
すべての人々の水の衛生の利用可能性と持続可能な管理を確保する
すべての人々の安価かつ信頼できる持続可能な近代的エネルギーへのアクセスを確保する
包括的なかつ持続可能な経済成長及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用ディーセントワークを促進する
強靭レジリエントなインフラ構築、包括的かつ持続可能な産業化の促進及びイノベーションの推進を図る
各国内及び各国間の不平等を是正する
包括的で安全かつ強靭で持続可能な都市及び人間居住を実現する
持続可能な生産消費形態を確保する
気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる
持続可能な開発のために海洋、海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する
陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の促進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処、ならびに土地の劣化の阻止、回復及び生物多様性の損失を阻止する
持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する
持続可能な開発のための実施手段を強化し、グローバルパートナーシップを活性化する
17の目標のもと169のターゲットも作られている
17の目標だけだと課題が大きすぎて具体的にどうしてよいかわからない。こうなりたいが詳しく169のターゲットで書かれている。
国家間、民族間の紛争などの代償で2015年、世界のGDP9.1%相当
環境問題が深刻化すれば悪影響は途上国の方がひどく被るという予測。途上国も途上国なりにできること。
資金源は先進国や国際金融機関だけでなく、企業の役割が大きいし、途上国自身の拠出も期待
1992地球サミット
1997パリ協定
2000国連ミレニアムサミット
MDGsミレニアムとSDGsの比較
先進国、途上国共通の目標
望ましい未来像からのバックキャスティング思考
内容、資金源から企業の参加なしに達成しえない
日本政府のSDGs実施方針における優先課題
peaple
あらゆる人々の活躍の促進
健康、長寿の達成
prosperity
成長市場の創出、地域活性化、科学技術イノベーション
持続可能で強靭な国土と質の高いインフラ整備
planet
省、再生可能エネルギー、気候変動対策、循環型社会
生物多様性、森林、海洋等の環境の保全
peace
平和と安全、安心社会の実現
partnership
SDGs実施推進の体制と手段
にほあのSDGsアクションプラン3本柱
SDGsと連動するsociety5.0の推進
SDGsを原動力とした地方創生、強靭かつ環境に優しい魅力的なまちづくり
SDGsの担い手として次世代、女性のエンパワーメント
ESG
環境environment
社会social
ガバナンスgovernance
Posted by ブクログ
少し前からSDGsという「持続可能な開発目標」を意味する言葉が、周りで盛んに使われるようになった。この手の略称は、他にも多く使われているが、略されているがゆえに、予備知識を持たない者にはまったく意味の分からない言葉である。そうした言葉がキーワードとなって話が進むと、意味を知っている話者の「俺は知っているぞ」といういわゆるドヤ顔とはうらはらに、聞いている者はそもそも話を聴こうとするモチベーションまで削がれるのが常である。
SDGsはビジネスの場でも、日常生活でもしばしば登場する言葉になっていて、さすがに知ったような顔だけして、その場をやり過ごすことも難しい。ならば、一度、せめて障りくらいは知っておこうと入門書を手にした。
新書版の本書は、内容も新書らしくタイトル通り入門書にふさわしい内容となっている。とにかく障りだけまずは手早く知っておきたい、という(w自分のような)横着な者の期待にも応えてくれる。約半分のページを割いて「SDGsとは?」が易しく語られる。割とポイントを絞った解説で、SDGsという取組みの意味や意義を知ることができる。
後半はSDGsが設定する17のゴールのいくつかに対する取組み事例が紹介される。前半の解説があるので、比較的容易に理解が進むだろう。
入門書としては必要にして十分な内容が盛り込まれていると思う。
Posted by ブクログ
企業や「組織」向けのSDGs入門書。企業や組織での課題設定の方法や進め方、実際に進行中の事例の紹介。
なるほど、日経新聞社の本だな、という感じ。ビジネス的には、大いに参考となる。取り組みのヒントはいっぱい。
Posted by ブクログ
現代に生きる大人が、利便性のために開発を進めると、未来を生きる子供たちは損をする。
逃げ切りとか考えるんじゃなくて、未来のことを考えて行動するって、当たり前だけど難しく、スケールの大きい話だなぁ。
SDGsへの取り組みは、「こんなふうに貢献したい」という意欲が何より大事。外から与えられるやる気ではなく、内から湧き上がる興味関心によるやる気が、持続可能性にに立ち向かうには必要らしい。新規事業は何事もそうかもね