【感想・ネタバレ】しあわせに満ちた夜の庭【特典付き】のレビュー

あらすじ

美しく傲慢なαたちの世界
番だけが運命とは限らない

★特典ペーパー付き!!★

〈あらすじ〉
いっそΩに生まれればよかったのに――

麗しい見目に、控えめな性格。
周囲から散々そう言われてきたαのノアが出会ったのは、宮田一という同じαの男。
お互いαで、しかも男同士の恋なんて許されるわけがない。
ひとときの幸せだと憂うノアだけど…。
己が感じた“運命”を手に入れる為ならなんでもする、
打算的で欲にまみれた、α×αの恋愛。

CONTENTS
「しあわせに満ちた夜の庭」1話~6話
「ニコラス」
「ノアの実家にて―彼らの箱庭―」【描き下ろし】

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美しい!★2

美しくて、儚くて。でも、やっぱりα。
番が現れるまでと諦めているけど…動く!
想いを遂げたい何とかしたい …その欲求を果たそうとするのがαの特性の様な気がする。

いろいろな組み合わせがあったけど…転性しないでそのままでα×αを通した組み合わせ。最後まで逆らった子達 そう来たか!!って感じで興味深かった。番の彼はどうなるのかな?

番外編の呪いからパパに繋がったのは面白い。妖精さんって近からず遠からずだけど…。
凄く真剣に盛り上がっていくのに…ボケっと落とす絶妙なタイミングと天然ぽさが好きです。

0
2021年03月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

〜〜「いっそオメガに生まれればよかったのに」
麗しい見目に控えめな性格のため、周囲から散々そう言われてきたαのノアが出会ったのは、宮田一という同じαの男。
お互いαで、しかも男同士の恋なんて許されるわけがない。
ひとときの幸せだと憂うノアだけど・・・。
己が感じた"運命“を手に入れるためなら何でもする、打算的で欲にまみれたα× αの恋愛。〜〜〜

裏表紙の作品紹介を読むと、なんか名家同士のドロドロした骨肉の争いを想像しちゃうけど、そういうのはない。
落ち着いた色あいの美しい表紙が、むしろ本編のイメージを表している。

ストーリーはオメガバの変化球物で、上流階級のα同士が恋に落ちるお話。
二人とも運命の番(Ω)の存在を知りながら、Ω(本能)よりも、己が愛した人こそが"運命"なのだと、互いを選び貫き通す物語。
確かに男同士という障害を乗り越えるため、攻の一(はじめ)は策略を巡らせ、打算的な周囲の大人を利用してノアと結ばれるわけだけど、グワーってくる山場はなく、終始淡々とコトが進む。

勿論、ノアも一も心の中では激しい嫉妬や思惑がしっかりあるんだけど、そういう部分はあからさまには描かれていない。
ストーリーを楽しむというより、綺麗な絵と独特な空気感を味わうための作品だと思った。
なんだろう、タバコとかお香みたいな、"嗜む"もの?って感じ?直木賞じゃなくて芥川賞って感じ?余計わからん(^^;

とにかく不思議で美しい作品だった。

0
2025年02月07日

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