【感想・ネタバレ】これからは別れのお時間です~薬屋兄弟と疫病神の縁直し~のレビュー

あらすじ

病神体質が死にたがり兄弟を救う!?

態度が大きくて怖い小学生、イケメンだけど得体の知れない恐ろしさを醸す店主、そして人間じゃない客が来る薬処――。

別れはね、すべきときに、しなくてはいけないんですよ――。関わる人に不幸を招く疫病神体質で、大学進学を機に親戚宅を出た譲吉。だが上京当日に下宿は燃え、再会した幼馴染のすず子の家は突風で半壊してしまう。途方に暮れる譲吉が紹介されたのは作家・七雲静宅。出入りする小学生の舞人は静の兄だというし、副業の薬処の客は人じゃない。譲吉を招き入れたのは「不幸を呼び込んで静を死なせてほしい」から――!?

佐倉ハイジ・装画

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

疫病神体質。そんなのある訳...。と言いたいけれど、実際に色々なことが起きる。全てが譲吉のせいではないかもしれないけど、そうでないとも言いきれない。そんな状況、怖いよなぁ。とつくづく思った。
そんな体質に関係なく関わろうとしてくれる人やあやかしの存在は本当に救いだっただろう。
達観しているというか、全てを諦めているように見える静と「兄」の舞人の関係の変化も印象的。これからもっと良い関係になれるといいと思った。みんなの今後が気になる本だった。

0
2019年07月17日

「小説」ランキング