あらすじ
【イラスト付き】独立四百年を翌年に控えるスペンサー王国には、スカーレットと呼ばれる王室護衛官組織が存在する。王族からの信頼も篤く、国民からの人気も高い護衛官たちの中でも、トップに立つ九名は【スカーレット・ナイン】と呼ばれ、ナインに選ばれた者は、騎士として貴族の位を与えられてきた。そんなナインの補佐官を務める、愛想はないが仕事は明確にこなすクールな護衛官・緋流は、ある日突然、軍隊仕込みの新入り射撃の名手・キースとバディを組まされることになる。砕けた雰囲気のキースに初対面で口説かれ、苛立ちを覚える緋流。身体の関係込みで自分のものにしたいと自信満々に迫ってくるキースに、ペースを乱されてばかりの緋流だったが――?
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素敵
しっかり作り込まれた世界観と設定。
人物が多いですが、特に混乱することなく楽しく読了。紙本では二段組みたいです。
傷つき孤独で肩肘張って生きてきた受けを、懐深く茶目っ気があり大胆な攻めの組み合わせが最高だった!攻めのキースいい男!
個人的に警護課のスタンが好きなので、スピンオフで続編書いて欲しい。
Posted by ブクログ
王室護衛官、貴族のいる現代異世界なお話。
出自のせいで愛されず辛い幼少期の記憶を背中の傷と共に持つ補佐官の緋流
狙撃手のキースは出自に秘密を抱える
不器用な緋流の想い、幼い頃に出会った緋流への恋心を成就させるキースの純愛が善きです。
緋流の寂しさがキースの持つ朗らかな大きな資質に包まれ解れていきながら、策略に翻弄されたり、伏線回収が面白かったです。
この後、キースの溺愛が緋流を感情豊かにしていくと思うのです。
亜樹良のりかず 先生のイラストが美しいです。
一応、シリーズもの?
あとがきにもありましたが、別のところから出ている同じ作者さんで同じ世界観のお話があり、そこから飛んできました。前の作品は完全に異世界な雰囲気ですが、世界観がしっかりしていて楽しく読めました。あくまで個人的な感想ですがこのお話は現代風なので違和感が…そこだけが気になってしまい。本当は星3.5ぐらいの気持ちなんですがちょっと辛口気味での評価です。