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Posted by ブクログ
「ルドルフとイッパイアッテナ」を初めて知ったのは、Eテレのてれび絵本です。
あまりの面白さに「ルドルフといくねこくるねこ」も続けてみました。
その後、映画も観て…今やっと子供が原作版を読める年齢になりました!
あらすじは知っているものの、やっぱり面白かったです。
途中、口が悪くなったルドルフをイッパイアッテナが注意するところ!
私も気をつけようと思います!!!
Posted by ブクログ
今読んだらどう思うかわからないが、小学生の時に課題図書でだされて読んだら妙に面白かったのを覚えている。
確か忠臣蔵の話が出てくるんだけど当時小学生の自分には何のことか全く分からなかった。
Posted by ブクログ
斉藤洋の傑作。ルドルフは夏目漱石の猫「吾輩」と同じぐらい日本で有名な猫だと思う。岐阜からトラックに乗って東京の江戸川区までたどり着いたルドルフ。右も左もわからない状態で、家猫から野良猫として生きていくために、イッパイアッテナから様々な事を教わる。小さい頃、ルドルフがイッパイアッテナから文字の読み書きを教わるシーンを読んで、猫が本当に読み書きできるのではないかと真剣に思った。夏目漱石の「吾輩は猫である」の吾輩が人間をよく観察しているのに対して、ルドルフは動物社会と人間社会を交互に見ている。イッパイアッテナは給食のメニューを読んで食べ物をもらいに行ったり、地図を読んだりしている。ルドルフも文字が読めるようになった事で岐阜へ帰る手段も見つけられるようになった。最後の最後で、ルドルフは岐阜へ帰らなかった。帰れる日は?
Posted by ブクログ
だいぶ前に、NHKで、放送されたり、アニメ映画化もされた児童文学。ずっと気になり、読んでみたかった本。やっと読めて良かった。
ルドルフは、岐阜県でリエちゃん家族と暮らす可愛い黒猫。
ひょんな事から、長距離トラックに乗り込んでしまい、東京まで行ってしまう羽目になる。
東京で、ボス猫のイッパイアッテナと出会い、大変な野良猫生活が始まる物語。果たしてリエちゃんの待つ自分の家に帰ることができるのか??
ルドルフ目線での語りで紡がれるこの物語は、面白おかしく、時に切なく野良猫達の世界を描いていく。
ルドルフは、体も大きなトラ猫のイッパイアッテナから可愛がられ、多くのことを学び、ネコ達は固い友情の絆で結ばれていく。
イッパイアッテナは、なんと読み書きもできる、
「教養ある」凄いネコだったー
イッパイアッテナの台詞がいちいちカッコ良くて、頼もしいから痺れる…。
「知識に対するぼうとく」だとか、
「絶望は愚か者の答え」だとか…。
いろいろ。
私自身もハッとさせられたり、励まされたりする言葉も多かった。
ルドルフも懸命に頑張って、徐々に心身ともにたくましく成長していく姿も描かれていて
あったかい気持ちになれた。
この児童文学、
優しく心に届いて大人が読んでもイイですね……
子供だけの本にしておくのはもったいない!!
面白かった。