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Posted by ブクログ
リーダーになりたての人向けの指南書
ありがちな神話や、陥りがちなミス、想定される仕事について広く網羅されている。
特に強調されていることは、「話を聞く」「部下に自分で考えてもらう」ということであり、これまでのあなたの実績は役に立つものではないということ。
ひとりひとりに対して別の対応をする必要もあり、一方で規律をないがしろにするとシステマティックにならず工数は破綻する、さらに上司からのある意味でのプレイングな業務の板挟みも業務であることが記されている
こういったことを見るにつれ、プレーヤーとしての性質とリーダー(マネジメント?)としての能力は違うように感じるし、さらにマネージャーともまた違ってくるようにも思える。
ここに記載されている内容はどちらかというと「マネージャー」としての要素が強く、業務を遂行する「リーダー」色は薄いように感じる。もちろん兼ねている部分もあるだろうが、そうでない部分も多い。
プロジェクトリーダーという観点の掘り下げも、もっと欲しいところ。
Posted by ブクログ
自分は部下に対して、仕事を任せるというのがどうしても難しく、分かっていても、自分でやった方が早いというのが途中で出てきてしまう状態だった。
でも、「1時間教えるのに投資して、最初の4週間は1回2時間かかっても、1ヶ月すれば部下も完全に仕事を覚えるので、自分でチェックする必要が無くなり、自分は1週間に1時間の時間の節約になる。1年を過ぎる頃には48時間、6日分の労働時間の節約になる。部下の教育に投資したのは最初の9時間。長い目で見れば仕事を任せた方が時間の節約になる」というのが、とても論理的でスッと頭に入った。自分でやった方が早いと言う気持ちになったら、都度この計算を思い出したい。
また、部下にもさまざまなタイプがあるので、やる気のない人にも、専門知識が生かされるようなプロジェクトに参加させたり、新人教育を任せたりすることで、タイプに合わせて対応することで少しずつやる気を出していくことが大切だと学んだ。
また、ネットワーク作りも自分は苦手だが、少しずつでも参加していこうと思った。答えにくい質問を相手からされても、「なぜそれをお知りになりたいのですか?」と質問返しするなど、細かなテクニックも学んでいきたい。