あらすじ
日本が世界に誇る健康食、お寿司。
そのお寿司がもっと美味しく、もっと楽しくなるコラムが108本も詰まった本書は、
150冊に及ぶ参考文献を読み込み、全国津々浦々を飛び回って職人に話を聞きまくった
著者の「お寿司研究」の集大成です。
「昭和天皇はコハダがお好み?」
「江戸無血開城、勝海舟と西郷隆盛はお寿司を食べていた」
「寿司屋の湯呑みが大きいのは職人が手抜きするため?」
「ワサビを醤油に溶かすのは、ほんとうにマナー違反?」
「寿司屋の修行に10年は本当に必要なのか?」
「変わり種寿司だって面白い。うなぎバターやキャビア軍艦?」
「江戸時代、マグロは人気がない『下魚』だった」
「関東大震災で起きた物資不足が寿司ネタの幅を広げた」
「江戸末期のグルメブームが握り寿司誕生の背景にあった」
「江戸時代の握り寿司は、おにぎり並みの大きさだった?」
などなど、歴史、作り方、流儀、高級店から回転寿司まで厳選トリビア、よいネタ揃ってます!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
現在で数多くの寿司にまつわる本が出版
されていますが、これは総集編的な存在
です。
つまりこれ一冊で、寿司の全てがわかる
と言っていいでしょう。
いわゆるカウンターの寿司屋に行きたく
なる一冊です。
寿司ではなぜコハダなのか。成長すると
コノシロと言ってこれが寿司ネタになっ
てもいいですがあまりないです。
なぜならコノシロは「この城」につなが
り、これを食べるのを武士が嫌がったの
でコハダが人気になったそうです。
などのちょっと誰かに話したいウンチクが
満載です。
楽しい読み物
バックグラウンドとして相当の調べものと実体験をしているはずなのだが、中立的なスタンス(鮨に関する本や記事では偏ってるものが多い)と軽い語り口のためか、嫌な感じのうんちくにならず、楽しい読み物になっている。
Posted by ブクログ
お世話になった方が書いた一冊。
寿司に対する見方が変わり、単なる食べ物ではなく、
歴史を感じさせるモノだと痛感。
食べ物に対する歴史についてより考えるようになった。
読み終わって、寿司が食べたくなったので、すぐに食べに行った。
Posted by ブクログ
あまりにも回転寿司が身近になりすぎて
カウンターのお寿司屋さんがますます
遠い存在になる昨今
いまさら行きたくても 敷居が高いし面倒だし
と尻込みしてしまいますが
著者は そんな高級店でも
臆することなく楽しんで欲しいという意図で
書かれていると思います