【感想・ネタバレ】調べる技術 書く技術 誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年07月16日

【感想】
佐藤優氏の書籍を読むたびに感じる事だが、この人の知識量とその深さは本当に頭が上がらないものがある。
まぁ、それでメシを食っていると言えばそれまでだけども、、、
元々の博識さやスペックの高さもさることながら、しっかりとしたエビデンスに基づいた資料に拘って膨大な量をインプットし続け、同時にアウ...続きを読むトプットもし続けているからこその佐藤優の凄さなんだなと納得できる。

自分に何か佐藤優を模倣できる点があるとするなら、インプットとアウトプットをしっかりと意識して数々の書籍や書類と向き合う事だろう。
読んではいるが、頭で理解しきっていない事も多々あるのだから。
特にアウトプットできる程に落とし込むことを意識して、スピードを意識しすぎずに取り組んでみようと思った。

また、自身の基礎の見直しもどこか早いうちに取り掛からなくちゃいけない。。。
中学・高校の教科書レベルの知識さえ、今の自分には欠けている気がする。
即効性がないため後回しになりがちだが、そういった知識の再取得も予定を組んで勉強し直そうと思った。
(思ったけど・・・やるかどうかは分からない。笑)
ただ単純に勉強するだけじゃ目的を見いだせないから、素頭を鍛える意味でもSPIとかの問題集をやるのもアリかも。

ただ、作中にもあるように、「仕事に関するインプット」「仕事に直結するインプット」に限定する必要もあるんだよなぁ。。。
基礎学習が果たして仕事に直結するのかどうか。
何を何のために勉強するのか、しっかり考えた上で取り掛かろう。


【抜粋】
1.インプットとアウトプットの両輪
漫然と情報過多の海に飛び込み、たまたま目に触れた情報を単に得ているだけでは何も身につかない。
インプットとアウトプットの両輪が揃うとことで、得た情報が自分の知識になり、教養になる。
「教養力」とは、想定外の出来事に直面した際、その都度自分の頭で考え、適切に対処する力だ。
「想像力」「洞察力」「判断力」「分析力」など、その人が丸ごと試される。

2.土台を作るためのインプットとは、要するに基礎知識と教養を身につけるということである。
具体的に言えば、中学・高校の教科書レベルの知識・教養を指す。

3.知性の土台となるインプットとは?
1つは新聞を読むこと。新聞と同等といえる「NHK NEWS WEB」でもいい。
だが、新聞を購読しているものの、文字を追っているだけで内容が殆ど頭に残らないことはないだろうか?
多くの場合、情報を自分のものにできないのは基礎的な知識・教養が不十分であることが原因だ。

もう一つのインプットは、新聞などの情報を読みこなすために必要となる基礎的な知識・教養を身につけるためのインプットだ。
基本は高校の日本史、世界史、政治経済、数学の教科書である。

4.高校レベルの知識・教養を身につければ、かなりの「知的基礎体力」が養われる。
オススメなのは以下の本
・日本史A、世界史A、数学1・Aの教科書
・「詳説 政治経済研究」
・「生き抜くための高校数学」
・「生き抜くための中学数学」
・「試験に出る哲学」

5.「仕事に関するインプットだけ行う」と決めること。
どんなインプットにおいても、「仕事に直結するか」どうかという視点を常に持つことをおすすめする。
仕事に関係しない本を読むことや、仕事に直結しないスキルを身につけようとすることも、無益なインプットである。

6.「新聞ダイジェスト」で各紙の要点を把握する。
「新聞ダイジェスト」とは、1ヶ月の間に新聞で報じられたニュースの要点をまとめた冊子である。
各紙の「いいとこどり」がしてあり、事実関係が把握しやすい。
また主要テーマ別にまとめられているため、非常に手っ取り早く世の中の動向がわかる。

7.SNSの中毒性。使うかどうかで「生涯所得」と「出世」に関わる。
時間は有限であり、しかもすべての人に平等に与えられている。
その限られた時間を、インプットやアウトプット、あるいは楽しみや休養のために使うのと、どうでもいい情報を得るのに使うのとでは、知的生産力に格段の差が出る。


【引用】
毎月平均2冊のペースで本を出し、コラムや連載はひと月あたり約90。
ひと月に書く原稿は平均1200ページ、字数にして約50万字にもなる。
この膨大な創作活動は、膨大なインプットに支えられており、執筆のために多い月では500冊以上の本に目を通す。

⇒500冊・・・やはり職業作家なだけもあって、インプットの量は模倣できない。
ただ、佐藤氏も多忙な中でこれほどのインプットをしているのだから、これに近い量とは言わないまでももう少し多くのインプットを目指す事は出来るはず。
やり方を模索しつつ、もう少し頑張ろう!


p5
・インプットとアウトプットの両輪
漫然と情報過多の海に飛び込み、たまたま目に触れた情報を単に得ているだけでは何も身につかない。
インプットとアウトプットの両輪が揃うとことで、得た情報が自分の知識になり、教養になる。
「教養力」とは、想定外の出来事に直面した際、その都度自分の頭で考え、適切に対処する力だ。
「想像力」「洞察力」「判断力」「分析力」など、その人が丸ごと試される。

⇒自分自身、感想文を書くことや人に本の内容を話すことでによってアウトプットしているつもり。だが、まだまだ血肉になっている気がしない。
これまで通りインとアウトの両輪で駆動しつつ、方法も模索してみよう。
また、読んだ本を再読するのも定期的に行おう。


p29
AIと競争しない、真に人間的な価値を発揮できる人材になるには、どんな仕事にも付加価値をつけていくことを考える必要がある。
知的生産の根幹をなすのはアイデアであり、それは世の中の流行を見抜く眼力や柔軟な発想力、あるいはもっと根源的な人間力があれば発揮できるものなのである。

⇒AIが今後どこまで進化するかは全く予想できないが、相手が人間の仕事である限り、結局は自分自身の手腕に掛かってくる要因が大きいのだろう。


p46
土台を作るためのインプットとは、要するに基礎知識と教養を身につけるということである。
具体的に言えば、中学・高校の教科書レベルの知識・教養を指す。

⇒中学・高校レベルの教養か・・・それすら今となってはないかも。問題集やってみようかな。


p51
・調べる技術の基本は「読むこと」と「聞くこと」
本や新聞、またソースが確かな公的資料を「読む」。
「聞く」のは専門家の意見、またラジオやオーディオブック。

⇒公的資料なんて読んでもチンプンカンプンだろうな。。。新聞で何とかしよう。


p55
・知性の土台となるインプットとは
1つは新聞を読むこと。新聞と同等といえる「NHK NEWS WEB」でもいい。

だが、新聞を購読しているものの、文字を追っているだけで内容が殆ど頭に残らないことはないだろうか?
多くの場合、情報を自分のものにできないのは基礎的な知識・教養が不十分であることが原因だ。

もう一つのインプットは、新聞などの情報を読みこなすために必要となる基礎的な知識・教養を身につけるためのインプットだ。
基本は高校の日本史、世界史、政治経済、数学の教科書である。

⇒確かに!!新聞を読んでも前後の知識が入っていないから、中途半端な理解しか得れていないケースが多々ある。
時間との勝負だが、気になった記事に対し、経緯を調べるなどもう一歩踏み込むことが大切なのだろう。


p59
高校レベルの知識・教養を身につければ、かなりの「知的基礎体力」が養われる。

日本史A、世界史A、数学1・Aの教科書
「詳説 政治経済研究」
「生き抜くための高校数学」
「生き抜くための中学数学」
「試験に出る哲学」


p66
・「仕事に関するインプットだけ行う」と決めること。
どんなインプットにおいても、「仕事に直結するか」どうかという視点を常に持つことをおすすめする。
仕事に関係しない本を読むことや、仕事に直結しないスキルを身につけようとすることも、無益なインプットである。

⇒「万能になりたい!」という欲望が自分にはあるが、やはり取捨選択が必要でしょう。。。そうなったら、新聞記事の殆どが自身の仕事と無関係ですが。
インプットするにしても「選択と集中」を心掛けて行なう事も意識しよう。


p75
・「新聞ダイジェスト」で各紙の要点を把握する。
「新聞ダイジェスト」とは、1ヶ月の間に新聞で報じられたニュースの要点をまとめた冊子である。
各紙の「いいとこどり」がしてあり、事実関係が把握しやすい。
また主要テーマ別にまとめられているため、非常に手っ取り早く世の中の動向がわかる。

一般紙を一紙と、月に一度「新聞ダイジェスト」で1ヶ月のまとめを読む。
これが新聞を読む最低ラインである。

⇒新聞ダイジェスト、これはとても気になる!!実際、2紙も購読してもコストが掛かるしそんなに読む時間もなさそう。
これはめちゃくちゃ要領が良さそうだ!今度一回試してみよう!


p84
・独学術としてのネット活用法
おすすめなのは、「iTunes U」と「スタディサプリ」。
「勉強するならこのツール」と1つでも信頼できるツールを持っておくと、いざ勉強しようというときに参考書を求めて彷徨わずにすむ。

⇒これに関しては今必須のツールではないかな。基礎知識を身に着けなおす為のツールとして使用するかどうか考えてみよう。


p91
・SNSを使うかどうかで「生涯所得」と「出世」に関わる。
SNSははじめたら最後、どんどん時間を費やしてしまうもの。この中毒性ゆえに、全世界でこれほど広まったのだろう。
知的かつ充実した人生を送りたいなら、すぐにでもやめたほうがいい。
そもそも、誰がどこで何をしたか、何を食べたかなど、そんな情報を常時本当に得たいだろうか?

時間は有限であり、しかもすべての人に平等に与えられている。
その限られた時間を、インプットやアウトプット、あるいは楽しみや休養のために使うのと、どうでもいい情報を得るのに使うのとでは、知的生産力に格段の差が出る。

⇒あまりSNSにドップリな生活ではないが、「時間は有限」っていうのは心に留めておかないと。無駄な時間の過ごし方をしてしまっていることが本当に多いから。
時間の使い方を見直すにあたり、自分自身を色々と見つめ直さなきゃいけないね。


p100
・すべての情報を「1冊のノート」にまとめる
新しく触れた知識を自分のものにすることが一番大切である。
使うノートは1冊だけ。情報整理法は「手書き」が基本である。
スケジュール、今日やるべき仕事のリスト、日誌、執筆のためのアイデア、読んだ本の抜粋メモやロシア語の練習問題まで。

⇒これはマネできないかも。常にその「1冊のノート」を持ち歩くわけにいかないし。。。ただ、手書きは無理にしても何かそういったツールを創る事は必要だ。


p114
・自分の頭で考える=「批判的思考力」を持って物事を見る。
批判的思考力とは、対象を理解し、自分の評価を加える能力を指す。
新聞を読む、本を読む。そこに書かれていることを理解し、「賛成」「反対」「この点は違うと思う」など、自分の評価を加える。

本の書き抜きだけでなく、「わかった」「わからない」の判断や「賛成」「反対」「ここがおかしい」といった意見も書き記すこと!


p157
・株式売買で一攫千金を狙ってはいけない。
素人は株の売買で儲ける事は考えない方がいい。
機関投資家やプロは、素人にはない眼力や情報力、人脈を使って「その道のプロ」として利益を出している。
それを生業としている人たちが勝負を繰り広げている中で、素人が売買で儲けようとするのはあまりにも危険だ。

銀行よりは見返りが大きい株に資産を分散させ、買った株をずっと保有し、「売却益ではなく配当金によって資産を増やす」と考えること。
なるべく倒産するリスクのない優良企業の株に限り、買ったらずっと持っておくというのが素人の賢い投資法だ。

ちなみに投資信託はすすめない。
銀行は本来の銀行業が不振になっており、投資信託の手数料を収入源にしている状況だ。
高い手数料を払わなくても、手堅い投資先は自分で選べる。

⇒ギャンブルと同じで、一攫千金を狙い「続ける」といった事は頭から無くそう。ウマイだけの話なんか、乗っちゃいけない。
ただ、投資信託を薦めない理由については少々納得しかねる。国債よりかはマシなんじゃないかなと個人的には思った。
株売買については手間もかかりそうだし心労もありそうなので、今のところ手出しする勇気がない。


p173
・つねに「最悪の状況」を想定しておく
→最悪の状況を想定し、その際に被る「損害」と立ち直るための「対策」を想定せよ。
相手を信用しすぎないというのも、リスクヘッジとして重要だ。
完全に信用しきると、チェックが甘くなり、すべてを相手に委ねて、何か間違いが起こってからでは取り返しがつかない。
「万が一裏切られたらどれくらい損害が出るか」「そうなったらどう対処するか」という発想を、つねに頭の片隅に置いておく事。

ビジネスでは勿論信頼と信用が最も大切だ。
しかしそれは、リスク意識を失っていいということではない。


⇒この世の中、「常に最悪の場合の想定」と「その対策」という意味でのリスクヘッジは、大人として身に着けておかねばならない当然のスキルだろう。
何も考えずに突っ走るのではなく、しっかりと設計図を描いて、人生をより良いものにしよう。

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Posted by ブクログ 2019年12月15日

『効率的なインプット→アウトプットの手段』を求めて本書を手に取った。
①ノートに重要箇所,理解できない箇所,コメントを書き出す②新聞を併読し、各社の意図を考える③参照資料なしで特定のテーマについてレポートを書く
以上の3点でアウトプットを行い、『知的生産力』を高めるという箇所が印象に残った。
他にも...続きを読む仕事への向き合い方や友人関係など、作者の優しさが所々に滲み出ていると感じた。

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Posted by ブクログ 2022年11月19日

教養を身に着けるための具体的なハウツーが書かれていて、行動に移しやすいかも。
最近は新聞・テレビを見ることが減って、社会情勢に疎くなりがちなので、NHK NEWS WEB を見ることは意識的に続けようかな。

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Posted by ブクログ 2021年02月17日

AIが発達しても、人間と競合になるってわけではないよ。
分析力があるAIと、総合力がある人間で役割分担をしていくよ。
で、総合力をどう鍛えるには、インプット力とアウトプット力、それに加えてコミュニケーション力が必要だよ!っていう話。(多分)

●わたしにはインプット力の土台の力が足りてないかもしれな...続きを読むい…
インプットするには、まず土台が必要。高校までに習う基礎教養。この知識が定着することで理解力が上がる。
その土台があった上で、仕事に使うための具体的なインプットを行う。

…なんだけど、
自分には、基礎教養が足りてないかもなと思った。
理解をするには「あれと似た感じか〜」ってなると早い。だから物事を多く知ってる人の方が理解が早いのはとっても納得。
基礎から学ぶ〜系の本で、基礎力身につけるのもいいかもしれないな〜。。
でも楽しくないと続かなそうだな。土台のとこって目的がないから。。モチベーションつらそう。何か楽しい知識の身につけ方考えたい

●アウトプットするときに、わたしは本に書いてあるまんま書いてるな〜って思った。。
自分の頭で考える、鵜呑みにしない。
まず理解をして、その後に賛成・反対など自分の評価を加える。
ノートに書いていくのがいいよ!

…どれもできてないな。。
結構読んだ本が丸暗記になっているかもしれない。
理解できた!ってどうなったら理解できてることになるんだろう。
今まで知らなかった知識については、本に書いてあることが正しいって思っちゃいがち。
でもやっていて知ってることだったら、「それは違くない?」ってなるので、鵜呑みにするっていうのは理解ができてないのかもな。

「あるテーマについて何も見ずにまとめてみる」っていうのはめちゃくちゃいい気がした!
自分の知識の抜けているところとか、論理的につながらないところがわかるよな。。
これは是非やっていきたい。

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