あらすじ
言っただろう。お前には誰も救えない――。 謎の神を崇める猿たちの元から、脱出を試みる新太たち。一方、新太の父とジャーナリストのコールマンは自衛隊の小隊長を警戒する中、驚きの人物と遭遇する!! ついに明かされる“2032年人類滅亡”のシナリオと、全ての鍵を握る存在“ミクル”とは果たして…!? 戦慄の原始サバイバルミステリー、ここに完結!!
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生まれつきの体質 ー 電気で動く全ての物に嫌われている電磁パルス原人・皆素新太が、自身の体質と生活環境で培った能力と知恵を活かし、空間ごとタイムスリップしてしまった原始時代で奮闘するサバイバルミステリー。
個人的には、人里離れた山の中で自給自足をしていただけに、パラメータをサバイバル力に振り切ってしまっている彼が、原始時代という環境の中で人として成長していく様が好きです。コミュ力が壊滅的なだけに、自身の得意分野で目立とうとして逆に反感を買ってしまうシーンは、「そうじゃないだろ…!」とツッコミを入れたくなるほどの不器用さw
原始時代に生息していたサーベルタイガーや昆虫の数々、それに相対する人の感情を、繊細かつ絶妙に描いた表現は、本作が原作の連載デビューとは思えないほどの作りこみの深さです。
読んでみると、原始時代のことって意外となにも知らなかったなと思い知らされますよ。
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