あらすじ
稟議文化の日本企業でも、即断即決型の外資系企業でも、
どこでも通用する資料をできるだけ短時間でまとめる技術。
「6要素」を「A4一枚」にまとめるだけ!
多くのビジネスパーソンは日常的に様々な資料を作成している。
しかし、自分としてはいい資料を作成したつもりでも、その意図が相手に伝わらないといった体験は誰しも覚えがあるだろう。
じつは、提案資料に書き込むことはほぼ決まっており(6要素)、各パートで何がどう書かれるか、説明されることに慣れた経営者・管理職にはおよそわかっている。
つまり、作成者が「つくりやすく」、見る側が「わかりやすい」資料こそ、求められているのだ。
また、「A4一枚」にまとめることは、単なる制約ではなく、資料作成に慣れていない人でも適切に情報を整理してまとめるのに役立つ。
本書は、NTTグループや日本IBMといった大企業で、適切な資料とプレゼンで複雑なステークホルダーによる合意形成を行ってきた経験をもつ著者が、どこでも通用する資料を短時間で作成する技術を公開したものである。
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Posted by ブクログ
提案のプレゼン資料の構成について、基本知識が無かったので読む
提案におけるストーリーの構成や、各スライド作成時のポイントがまとめられていて勉強になった。この本の内容をベースとして持っておけば、どんな提案書の作成にも対応可能と感じる。実際読んだ後すぐに仕事に活用して、スッキリとした簡潔な資料ができた。これからは感覚では無く、基本形に沿って提案資料が作れると思う
提案書を作る上で重要なのは、承認者や協力者に実際に動いてもらうという事。そのために必要な情報を適切な順番でスマートに並べる。イメージとしては、相手が頭の中で疑問に思っている事を一つずつ説明しながら、解決していく、納得させていく感じ。まず、なぜ会議の招待されたのかというのを背景を話して理解させ、その後提案や目的、スケジュールの説明により、「何を」「何故」「いつまでに」を理解させる。
Posted by ブクログ
私の勤める会社では、毎年秋口に新人がレポートを作成し、多勢の前で発表する機会があります。
その教育用にと思い探していたら出会ったのが本書でした。
A4一枚は作りやすくわかりやすい。
最大のメリットは視認性の良さ。
資料に書くべきことは、承認や実行に必要な協力を判断するために『読み手が知りたいこと』だけ。
相手に伝わる資料の要素は6つあると著者は語る。
①背景
②目的
③提案
④スケジュール
⑤体制
⑥課題
何を書くかはピラミッドストラクチャーを使って考える。
また、A4一枚のサマリーを作るには、ドラフト、サマリー、詳細資料の順で作る。
それぞれの具体的な作り方を本書では事例を交えながら紹介してくれています。