【感想・ネタバレ】地中海の十字路＝シチリアの歴史のレビュー

藤澤房俊

[ブクログ · ★★★★☆]

古代ギリシア人の植民から現代までの期間を通覧する内容。シチリアの晩祷以降、特に近現代についてはほぼ知識ゼロで読んだので非常に勉強になった。一般的なイメージを幾分改められたと思う。

[ブクログ · ★★★★☆]

シチリアと言えばマフィアだろうと思っていたので、歴史が深く面白かったです。　ヨーロッパ的には、シチリアといえば晩涛　でしょう。イルデイポルコ　豚の鼻がムッソリーニのあだ名なら　”紅の豚”は、どうなるのか・・まだ古い建物が残っていて観光するには良さそうです。　やはり飛行機のガソリン代は割高なんでしょうか？

[ブクログ · ★★★☆☆]

紀元前から第二次世界大戦まで翻弄され続けたシチリアに関して

ギリシャ、ローマ、イスラム、ノルマン、ドイツ、フランス、アラゴン、、、

東西南北至る所から強制的な文化融合された土地であり、地中海中心の世界における地政学的な重要地点でもある。

2,000年以上を駆け足で説明頂くので、詳しくは拙著の他を参照してね　ってところでしょうか。

シチリアは絶え間なく侵略されたり土地交換の交渉材料にされたりで多難ですが、中世までは侵略した側の王がすぐ亡くなったりして、うわぁ後継どうしょうと、また周辺諸国間で揉め出して、やり直しやり直し揉め直し揉め直しなので、もう文章だけ追ってると笑えます。