あらすじ
「書き味」の良さとは、どこから来るのものなのか。ペン芯が"万年筆の心臓"と言われる理由は。"万年筆の頭脳"ペン先の精度の違いは、どう表れるのか。インク粘度と表面張力が、万年筆に及ぼす影響、 各社ブランドの、傾向と特徴は……。歴史から、構造、ブランド考まで、万年筆のプロ集団が、徹底解明。メールでは味わえない、極上の「書く愉しみ」へあなたを誘う、「万年筆」知識と教養の書!
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Posted by ブクログ
万年筆を使ってもう数年になるけれど、知らないことがたくさん書いてあった。ブランド自体の特徴や、ブランドごとのインクの特徴などすごく勉強になった。万年筆専門店の販売員さんが「問題ない」と判断したことでも、この本ではダメと理由を添えて書かれていて自分にとってすごくためになった。これから万年筆を使ってみようという方も、何本も所有しているというベテランさんも読んでみるべき。おすすめです。
Posted by ブクログ
伊東屋のキャンペーンで、銀座と元町店舗で印も押してもらい(^^)
今持っている万年筆を、本当にずっと使いつづけよう。
各社の万年筆写真とかあったらよかったなぁ。。
Posted by ブクログ
積読本の読者会。
だいいちだんは、伊東屋の万年筆バイルブル。万年筆初心者が読んでも面白い内容だが、蘊蓄を含めて、万オタが読んでも楽しめる一冊だろう。
Posted by ブクログ
万年筆の本。万年筆の深みに進もうと思い読書
伊東屋による本
製造工程やインクの話などもあり、興味深い。
世界の万年筆紹介などもあり、わくわくした。
メモ
・ペン先はステンレスか金か。金の含有率が高いほど高くなる。耐久性が高いために用いられる。ステンレスより錆びにくい
・スタンダードな3本
パイロット カスタム74
セーラー プロフィットスタンダード
プラチナ 3776センチュリー
・インク基本の3色はブラック、ブルーブラック、ブルーの三つ。
・ハート穴の役割
ペン先が製造しやすくなる
筆圧などの負荷が軽減される
切り割りの調整
・均一性VSハンドメイド
Posted by ブクログ
万年筆にはまり始めており、色々と知りたくなったので購入しました。
購入時に雑誌の「趣味の文房具」と迷いましたが、初心者が万年筆の取り扱い方、構造、歴史、メーカーの特徴といった点でまとまった知識を得るにはこちらの方が良いように思います。バイブル、というよりは万年筆の教科書、といった印象です。
有名な文具店「伊東屋」の店員さんによる執筆であり、信頼性は高いです。また、知る、ということがこれほど面白いことだったということを再認識させられる良本に仕上がっています。
これからの万年筆ライフがより充実すること請け合いですので、興味のある方は一読することをお勧めします。
Posted by ブクログ
万年筆の構造と各部分の役割、インクとの関係、パイロット社の製造工程、日本や各国の万年筆メーカーの歴史と特徴など、万年筆の基礎を学べる本。
銀座・伊藤屋のスタッフのメンバーの共著のようだが、万年筆への愛と情熱が伝わってくる。
1章から3章にかけて展開される、万年筆の仕組み・構造・インクとの関係など技術面の記述は、ストローや車など誰にでも分かりやすい例や図解を活用した傑作で、時間を掛けずにスイスイ理解ができる秀逸なもの。
他方、各メーカーの比較を説明する4章は、歴史や抽象的な記述が多く、具体的な万年筆選びには役に立たず、残念な内容。写真なども入れて、具体的な製品の書き味、値段などについてもう少し突っ込んで説明が欲しかった。
Posted by ブクログ
今また静かなブームを迎えている万年筆。
デジタルツール全盛の現代だからこそ、
「書く」という行為の大切さが見直され
ているのかもしれません。
読み、書き、そろばんと言われている中
で、そろばんで表されている暗算は、今
多くの人にとって電卓に取って代わって
います。
さらに「書き」の行為までにおいて、
漢字がすぐに出て来ない、などで退化さ
せてしまうと、いずれその先の「読む」
能力さえも衰えてしまうのでは、と思い
ます。
つまり書いてある内容が頭に入ってこ
ないという状況です。あなたの周りにも
いますよね。そんな人。
そういう人から抱く危機感から万年筆に
よる「書く」という行為が見直されてい
るかもしれません。
万年筆の全てが分かる一冊です。
中級者向けの本
前半は万年筆の構造やメンテナンスの方法、後半は日本、世界の万年筆メーカーの紹介。著者は万年筆のメンテナンスに関して心配性である。一般的なメンテナンスの方法に対して慎重な方法を示している。ほぼ文字の本で、写真は少ない。その意味で初心者には少し厳しいか。私は万年筆ファンなので楽しく読めました。
Posted by ブクログ
万年筆の魅力やその仕組みなどについて、銀座の有名文具店伊東屋が解説した本。その基本的な仕組みや実践的な使い方などから、各メーカーの特徴までを解説してくれていて、マニアでなくても万年筆が好きな人には読みやすい本だった。ちょっと興味がある人なら、これを読んだら万年筆が欲しくなると思う。