【感想・ネタバレ】世界を救うまで俺は種族を変えても甦る 1 トライ・リ・トライのレビュー

あらすじ

自分が何者かわからない主人公。身体は半透明でスライム状。気が付けば薄暗い洞窟の中にいた。そこに現れた青い猫のような小動物・ナビは彼にゼロという名を与え、冒険を促す。ゼロは志半ばで息絶えても何度でも蘇り、時には別種族に転生さえしてでも地下迷宮の奥深くにある「真理に通じる門」を目指すことになる。冒険を始める前にステータスを割り振った結果、ゼロが最初に生まれ変わったのは怪力とタフネスさを有すオークだった……!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ジャンルとしてはいわゆる「異世界転生もの」に入るのだろうが、主人公の素性は一切隠されていて、案内役の「ナビ」に導かれるまま冒険が始まる。このジャンルに欠かせない戦闘シーンは、勢いがある中にも冷静な心理描写が光っており、読み手はまるで自分もそこにいるかのように錯覚する。道中、何度も危険にさらされながらも主人公は順調にレベルを上げ、種族を越えたロマンスもあり、閉ざされた世界の中で人生の成功を積み上げつつあるように見える。だが、主人公の運命は唐突に果てる。手塩にかけて育てたキャラクターを永遠に失ったときのような絶望感が残り、読んでいて決して気分のいいものではない。だが、予定調和を裏切られ続けるうちに、「前世」の記憶だけを頼りに正解のルートを模索する主人公の姿に魅かれ、その後も幾度となく翻弄されながらも読み進める事になる。転生を繰り返してもなお”unknown”な要素は物語の随所に隠されており、読者にとって「やり込み」甲斐のある冒険になることは間違いないだろう。

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2019年03月09日

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