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Posted by ブクログ
「現実は小説より奇なり」とはまさしくこの本のためにあるような言葉ですねぇ。この本を読む限り、海堂さんの主張が実にまともに思えるんだけどなぁ…。
厚労省官僚および病理学会・法医学会上層部の自己権益を守るためのえげつなさはおぞましい限りです。
少なくとも、学術論争をせず(=「逃げた」と言われても仕方ない)裁判に訴えた東大某教授の行為は、素人眼からみても学者として最低・軽蔑されても仕方ないと思うのですが、こういう輩がトップにいる病理学会は救われないですねぇ。
Posted by ブクログ
基本的にAiが何かを押さえておかないと結構辛い。
Ai=死後画像診断 (Autopsy Imaging Project)
第一部と第二部に大まかに分かれていますが、一貫してここ10年くらいをまとめて書いてあります。
海堂氏曰く『Aiのメモとして』だそうですが、メモはこんな一冊の本にならない!
花も嵐も踏み越えて を地で行く海堂氏。
面白いけど、頭稼働させないと解読不能かも。
それでも海堂氏だけあって、かなりやさしく書かれている。
奮戦しながらの海堂氏にエールを送る。
コレを読んで思った事。
死因が判らない患者遺族はやっぱり死因を知りたい。
が、今の状況では『解剖』でしか判らないという。
しかも解剖したからといって全ての死因が特定出来るわけではない。
たった3%の解剖率で何が判るんだろうか?
しかもその後の結果待ちは約10ヶ月。長すぎる。
Aiならほんの数時間。
私の母が亡くなった時、Aiがあれば、キチンと診断してもらえたと思った。
なぜなら私の母は急変での院内死だからだ。
遺体を傷つけず、死因が判ればそれで御の字だ。
遺体にメスを入れる抵抗は遺族にならなければ判らない。
悔しい。
たった3%の解剖率。Aiは死亡した人の全てを診断してくれる。
映画やドラマになって、Aiは一派に広く浸透し始めている。
私が死んだ時に、Aiが普及している事を祈る。
Posted by ブクログ
アツい!
ケンカには熱い主張と客観姿勢、ポジショニング取りが大切なんだなと思いました。そこまでの覚悟があって、かつ、勝とうとするから熱いんだろう。