【感想・ネタバレ】脱 産後うつ 私はこうして克服したのレビュー

ミィ

産後うつ病を発症し、自殺未遂をおこして精神病棟に3か月入院した経験のある著者が｢産後うつに関してきちんとした知識があれば、もっと早めに手を打てたし、ここまで悪化することがなかった｣という後悔の念から、今苦しんでいる女性に少しでも参考になるように、と発症～寛解までの経緯を綴った実録エッセイ。

[ブクログ · ★★★★★]

産後うつ、と病院から診断された当事者にはかなり心に響いた。
そう、そう、と頷ける何箇所もあり、辛かった当時を思い出して泣きそうになった。

[ブクログ · ★★★★☆]

産後うつの貴重な体験談。出産前にこの本と出会えて良かった。今思い出すと、1人目の産後のとき、第一段階の症状は出ていたのかもしれない。この本を通じて、産後の身体的、精神的ストレス、生後6ヶ月くらいまでのワンオペ育児の辛さをもっと世間に、産後うつは特別なことじゃない、とたくさんの母親に知ってほしい。

[ブクログ · ★★★☆☆]

産後うつの役立つ体験記。本書は産後うつを経験した筆者が、自身の症状が悪化していった経緯、回復していった経緯、及びそれに関する専門家の知識が書かれている本。全体の総量としては7割くらいが筆者個人の日記で、残り3割が専門的知識といったところ。筆者のうつは重症だったため、予備軍〜軽度〜中度の産後うつの人にとって共感できるポイントが含まれているように思われるし、それだけ重症でも適切な治療が行われれば必ず快方に向かうのだということも学べる。今まさに産後うつに悩む人にとって、良い参考資料となるだろう。