【感想・ネタバレ】わるいおんなのこ(4)のレビュー

あらすじ

私は私の絵を愛している。/葛城繭の凶行を止めるべく動き始めた教頭先生。そして女帝・咲良の一派も繭に対して揺さぶりをかけていく。あらゆる障壁を乗り越え、絵を描き続けてきた繭。限りない欲望が行き着く先、その最果てとは。男子禁制の女子校美術部を舞台に、悪徳百合物語は衝撃の結末へ。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ストーリーは悪徳百合物語と銘打たれているが、百合というより、何かを描く人間の衝動と業、そしてそのためには他者を踏みにじってまで表現したい欲望、表現したいけれど表現が出来ない者の屈折、適度に表現して心地よい場所にいたいと思う者欺瞞、誰かが誰かや何かを愛する心理等を詰め込んだ物語だったと思う。カバー裏にかかれたヒロイン・繭の幼少時の絵を描くきっかけになった話といい、繭と側近であるテオの最終的な関係、繭の持つ力が通用しない人間もいる理由など急いで描かれてしまったのもあり、全4巻では物足りない、もっと長くこの話を読みたかった。

0
2019年12月08日

「青年マンガ」ランキング