あらすじ
流れされるままに福祉の世界へ入った著者が、30代でゼロから立ち上げた千葉県木更津市の宅老所「井戸端げんき」。その最初の利用者は自身の父親。生い立ちから起業のきっかけ、そして、認知症の高齢者だけでなく障がいや悩みを抱えた人たちが自分らしさを取り戻し、生き生きとした時間を過ごす「奇跡の宅老所」に成長するまでの日々を克明に描き、共生ケアの目覚しい成果に迫る。
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Posted by ブクログ
辻信一さんの『弱さの思想』で紹介されていたので改めて気になって、井戸端元気についてご本人が書かれた本書をちゃんと読んでみた。老人ホームに預けられた祖母があっという間に弱っていくのを目の当たりにした悔しさを思い出したりしつつ、こういう宅老所がもっともっと全国に増えたらいいのに、と切に願う。いろんな人のいろんな弱さが、組み合わされることでいろんな力が引き出されている素晴らしい場の実例!
Posted by ブクログ
自分の父親を介護するために始めたという宅老所「井戸端げんき」。そんな始め方があるかいと思いましたが、あるんですね。必要は成功の母ともいいます。
お迎え用のバスの名前が「おしるこ」号。素晴らしい命名センスだと思いました。
Posted by ブクログ
取材の資料として読んだ。
とても赤裸々に宅老所を始める経緯が書かれており、面白く、勉強になった。
福祉って何かをとことん突き詰めて考えてる人の言葉は重みがある。
人生の目的を見い出せずもんもんとしている人、今の介護に疑問を抱いてる人は何か得られるものがあるのでは。