【感想・ネタバレ】三つの革命 ドゥルーズ=ガタリの政治哲学のレビュー

あらすじ

20世紀を代表する哲学者ジル・ドゥルーズは精神科医フェリックス・ガタリとの協同作業を試み、『アンチ・オイディプス』(1972年)、『千のプラトー』(1980年)、そして『哲学とは何か』(1991年)という三つの著作を残した。これら三冊を貫くただ一つの課題とは何だったのか? 資本主義を打倒し、「革命」を実現するための三つの戦術。精緻な読解を経て、今日の情勢下での有効性を問う、21世紀のスタンダード!

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Posted by ブクログ

晦渋だが、資本主義という破滅的なシステムとどう対峙できるか、得られるものは大きい。それにしても、資本主義、民主主義はなんと手強いのか。その手強さを暴露しただけでも価値は大きい。

『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』『哲学とは何か』で説かれる、それぞれの革命を最終的には日本に引き寄せる。

フーコーの自殺論を引き取って敷衍した部分が個人的には大きかった。

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2020年11月19日

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