【感想・ネタバレ】新装版 頼子のためにのレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

2年前に読んでめっちゃ面白かったこの作品の新装版を改めて。
最初に読んだ時にはまさか!という驚きの印象が強かったけど、オチが分かっていてもなお面白くて引き込まれてしまうこの作品は、やっぱり法月綸太郎作品のなかでもやっぱりいちばん好き。

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2019年12月13日

Posted by ブクログ

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2017.1.20
「頼子が死んだ」という父親の手記から始まるミステリー。
事件の流れが手記によって示された後に、小説家・法月綸太郎の目線にたって解き明かされてゆくので、展開が整理されていて読みやかった。

17歳の娘を妊娠させた上に殺した男に復讐をし、その上で自殺を図った父親。
ストーリーとして完結したと思われる事件の裏を、あらゆる人の思惑を明らかにしながら「真実」を暴いていくのがおもしろい。こういうことじゃない?ってトリックを見破るのが好きな人にはもってこい!

すべて読み終わってから冒頭の手記を読むとなるほど圧巻。

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2018年01月20日

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ミステリーの展開として二点三点する、面白い小説でした。父親の愛がただ欲しい娘というのが深く刺さりました。
最後のシーンはイヤミスよりの余韻を残すものでした。
手記が嘘だということはなんとなく察したが、事件の真相がこんなものだったのかと驚きました。

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

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法月綸太郎シリーズに3作め。
冒頭の手記の真相を探る構成はとても面白かった。ただ、ただ!真相がけっこう胸くそ悪い…。

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2022年02月19日

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まさかと感じてしまった。途中までは「あぁ、こうなるんだろうな」と言う風に思いながら読んでいたが、最後の最後でとても信じがたいことを知ってしまった。この結末は気持ちの良いものではないが、家族とは何なのかを感じている。

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2021年03月06日

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惜しい。何が一番惜しいって、タイトルにもなっている頼子の人物像がぼやっとしているから。

まず、ミステリー小説はミスリードにまんまと引っかかっていたことに気づく瞬間が楽しいと思っているタイプなので、序盤の手記を読んでいる時点でおかしな点が複数あることに初読で気づき、「ミステリーなのにこんなに推理がガバガバでいいのか」と正直途中で積むところだった。(読み進めるうちに手記のおかしな点から事件の真相を明らかにする話だとわかった)
また、ページ数が内容に対して多すぎる。多分半分から3分の2くらいの分量でまとめた方が話的にも綺麗にまとまったように思える。
そして何より頼子の人物像がぼやっとしすぎている。頼子に二面性があることまでは理解できたが、その二面性が上手く結びつかず分断された2人の記号化されたキャラクターを見せられているみたいだった。
頼子の心情の揺れがこの話で起こる事件の引き金となっているので、他者の口から語られる頼子ではなく、頼子自身の心情が直にわかるもの(例えば頼子の手記をそのまま載せるなど)を組み込めば、頼子をよりリアルで魅力的な人間として理解出来たのではと感じた。
頼子に限らず登場する女性全般が誇張された人物像だったり言動に無理があったりするので、女性を書くのがそもそもそんなに得意でないのではと思う。
一方で主人公は非常に個性が立っていて印象的なので、アニメ化などされたらウケそう。

ハードボイルドと言われているが、どちらかといえば厨二感のほうが強い。

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2023年11月07日

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法月綸太郎はシリーズとしても著者としても初読(面倒だな…)
所々独特な言い回しがあって面白かった

■イヤミス
叙述トリックと知った上で読んでたから、父親が頼子を愛してるのは多分嘘だろうと思って実は血が繋がってないのか?と勘ぐったけど…
血は繋がってるけど奥さんの方が大事なんかい!
むしろそんなに大事な人との間に産まれた子なんだから何故愛情を向けられなかったのか…
じゃあ妙子にもなびくなよ…
気持ちがわからん…

■犯人の自殺
犯人が自殺するとわかっていて黙認した法月。
日本の探偵でそういう展開読んだこと無い気がするなぁ(自分が知らないだけかも)
そんなに沢山読んで無いけどホームズとかポアロとか海外の探偵は罪を暴いた後は犯人の好きにしろというか判断に任せるみたいな風潮なのかな?
日本は罪を償わせるために自殺はさせないし、必ず捕まえるのイメージ。
お国柄なのかな?


著者の別作品もオススメでよく見かけるので読んでみたい

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2023年02月13日

Posted by ブクログ

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トリックは二の次、心情描写や人間を描くことに重視を置いた昨今のミステリーは置いといて、そろそろ本格ミステリーを読んでみたいと思い、「衝撃のどんでん返し」「著者の記念碑的作品」という言葉につられ読んだ本作。
久々の本格ミステリーに心躍るが、「法月綸太郎」という作者と同じ名前の素人探偵がいまひとつキャラが弱く、主人公にも魅力を感じず、結局、登場人物の誰一人として好きになれないままに終わった感じ。
肝腎の真相も、どんでん返しとうたうほどの意外感もなく、予想された範囲。なんとも残念な感じだった。
ただ、名探偵が真相を解き明かす小説の面白さは、ひとえに名探偵のキャラによるところが大きいので、探偵「法月綸太郎」シリーズはも読まないかな・・・

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2018年02月20日

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