「むかしむかし、超能力者だった恋人を迫害され、亡くした男がいました。男は、超能力者が普通に暮らせる世界を造りたいと願い、普通の人間を超能力者に変えるウィルスをつくり、世界中にばらまいたのでした。ここは男が夢見た世界。人類の4割が超能力者となった世界。超能力者が普通の生活を送ってる世界。」
本作は、ほとんどが1話完結のストーリーからなるオムニバスSFファンタジーです。すべてのお話が最初に書いたこのイントロから始まりますが、超能力と言っても、まず思い浮かぶ”瞬間移動”や”未来予知”のような定番かつ派手なものばかりではなくて、空を飛べたり金属を食べたり幻覚を見せたり…など、本当にさまざま。そして、超能力があってもなくても、誰かを想って心が揺れたり気持ちが変わったり、もしくは変わらなかったりするのはやっぱり同じで、その様子がいろいろな形で繰り返し丁寧に描写されているお話はどれも、必ずしも「登場人物が相思相愛になってめでたしめでたし」とは限らないのに、読んでいて納得させられるものばかりです。個人的には、最後の2つのお話を読むと、また最初から読み返したくなります。他人と違うことを恐れている人、そして自分と違う存在が許せない人に、ぜひ読んでいただきたい、優しくて強い作品です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2022年02月11日
#漫画 #コミック #おすすめ本 #読書 #超能力者と恋に落ちる
超能力者が4割存在する世界のオムニバス形式のラブストーリー。まとまりの良い話ばかりで、とても読みやすかった。
人類の４割が超能力者になった世界での恋を描いた短編集。何故そんな世界になったのか？ってな説明が毎話の冒頭で語られます。通常であれば毎話ゞ何度も同じ説明をされるとページの無駄だなぁと思ってしまうのですが、説明と共に描かれているのがその話のカップル達なので、扉絵みたいなイメージであまり気になりませんでし...続きを読むた。色んな超能力者とそれにまつわる恋物語があって、とても面白かったです＾＾♡
悲しいお話…超能力者っていろんなタイプがあるから、あればいいっていうものでもないなぁ。これは短編集なのかな？一話で区切りがあるので何だかもういいかなぁ。
シリーズ作品レビュー
