あらすじ
北京&ロンドン五輪バドミントン日本代表の潮田玲子さんが推薦! バドミントン部の羽野海は、実力がありながら準優勝どまりの中学2年生。同級生の久能凪人は過去にバドミントンに打ち込みながら、実力トップの兄・航との関係が悪く、その道をあきらめた。ある日、海は凪人とペアを組んで、現役部員を相手にダブルスをしようと言い出した。強引に部のマネージャーにまでされた凪人は、海に金メダルを獲らせることができるのか?
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Posted by ブクログ
スポーツで挫折した男の子が、才能のある女の子を支えて、優勝させるストーリーは個人的にツボ。ただ、児童書だから(?)、心理描写がポエティックというか、クサイ。
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久能凪人は、バドミントンジュニアクラブ時代にクラブのエースで犬猿の仲の兄の航を打ち負かした女の子と中学に入学して再び出会った。その女の子、羽野海は実力がありながらも万年2位の「シルバーヒーロー」と呼ばれていた。ある日、凪人は羽野を優勝させるためのアドバイザーを引き受けることなる。凪人は、これまでのバドミントンの知識を駆使しながら羽野の力になろうとするが、なかなか優勝を勝ち取ることができない。凪人は、バドミントン部でもマネージャーとして入部するが、一部の部員との確執や自信喪失でバドミントン部を離れてしまう。しかし、「わたしを百パーセント信じてくれるのは、久能君だけ!」という羽野の言葉に再びやる気を取り戻す。そして迎える中学校最後の大会。凪人と羽野は最後の戦いに挑む。マイナスだらけの自分でも、誰かのマイナスをひっくり返すために陰で戦う。そんなヒーローになりたい。
Posted by ブクログ
身体が弱くて、大好きなバドミントンをあきらめた凪人は、実力はあるのにいつも準優勝におわる女子選手、羽野のことが気になってしまう。だから、アドバイザーを頼まれたとき、断りきれずに引き受けてしまった。人並みに練習できない分、人のプレーの研究に時間を費やしてきた凪人のアドバイスで、羽野だけでなく、他の部員たちの実力も上がってきたが、それを面白く思わない奴もいて…。中学校のバドミントン部を舞台にした、熱くてピュアな物語。
Posted by ブクログ
主人公・凪人は兄とともにバドミントンをやっていた。
兄は名プレーヤーだが、自分は体が弱いこともあって思うように活躍できない。いつしか凪人は兄に嫉妬心を抱き、誰か兄を負かすプレーヤーが現れないかと思うようになる。
凪人の思いが通じたのか、兄に匹敵するプレーヤーが登場! しかも、それは万年二位でシルバーヒーローといわれた女の子だった?!
やがてケガで故障した兄はバドミントンを辞め、自暴自棄に。
凪人も打ち込めるものがなく、ひねくれた日々を送っていた。
そんなとき、凪人にコーチになってほしいと言う女の子が現れる。それは、かつて凪人の兄と同じくらい強かったシルバーヒーロー・海。
ひねくれ者で心を閉ざしかけていた凪人が海の指導をすることによって少しずつ変わっていきます。
主人公・凪人はひねくれていますが、物語はどこかまっすぐで児童向けにぴったりでした。
仲違いをしていた兄やチームメイトとも最後は協力し、共に歩んでいく姿もよかったです。
バドミントンの専門用語の解説があったり、もう少しバドミントンをやらない子にも臨場感が伝わる書き方だったら更によかったと思うのですが、これが一作目と聞きましたので今後の期待も込めて星はひとつプラスで4つにしました。