あらすじ
日本を代表する宇宙飛行士・若田光一。2014年、国際宇宙ステーション(ISS)の第39次長期滞在ミッションで、日本人初のコマンダーに就任。国際色豊かなチームを、英語とロシア語を駆使しながらまとめ上げ、世界中から絶賛されました。しかしその人生は苦難の連続でした。いかに挫折と向き合い、自らを高めたか。折れそうな心を鼓舞し、努力を続けたか。等身大の目線で、頑張るすべての日本人に贈る「勇気の書」。
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Posted by ブクログ
若田さんの人生観、リーダーとしての感覚が書いてある。
心にグッとくるキーワードが散りばめられているから面白い。
「やってみてダメだった」では許されない
くよくよ悩んだところで何も変わらない。自分自身にできるのは、前に進むか、留まるか、後退するかの三つだけ。だったら前に進みたい。
挑戦する相手は自分
周囲の眼はごまかせても、自分に嘘はつけない
あくまでも。自分が自分自身で設定した壁を乗り越えることができたかどうか
周りから批判されたり褒められたりしても、果たしてそれが自分の生き方、価値観に照らして合わせてどうなのかを見極めることが肝要
前例踏襲に陥ってはいけない
a bad decision is better than no decision
Failure is not an option
努力は精神を満たす栄養剤
理想と現実にはギャップがあり、ゴールまでに道のりは険しいかもしれない
途中で道筋が見えなくなったり、回り道をしたりすることもあるかもしれない
大きな後退を余儀なくされるようなアクシデントが起きることだってある
しかし、目標を見据えて一歩を踏み出さなければ、そのさきにどんな道が待っているかもわからない。最初の一歩がなければ、ゴールにたどり着くことは決してない
そうやって、「目標にむかって進むプロセス」そのものを楽しむ。
ゴールまでの道のりを着実に進んでいると毎日実感できたら、喜びを感じ、精神が満たされる
毎日、充実した日々を送ることができれば、それは、自分の納得できる人生にもつながる・
納得した人生を送るためにも、自分に妥協せず、毎日、その瞬間にベストを尽くす
「毎日が本番だ」という意識で日々を過ごす
今この瞬間は二度と戻ってこない。常に緊張感を持って臨む
何か壁にぶつかった時、「自分にコントロールできること」「コントロールでいないこと」を見極める。コントロールできなくても、努力は粛々と進める
Trust, but verify
Posted by ブクログ
宇宙は身近に迫ってきている
私も仕事がら、衛星を始めとした宇宙ビジネス関連の企業と話すことが増えてきた
宇宙飛行士と言えば、子供の憧れの職業とされてきたものだ
当然、凄まじい訓練と努力とと才能が求められる職業だと考える
若田さんはその中でも数々の偉業を成した人だ
そんな人もいろんな挫折、葛藤を経てきたことがこの書籍で知ることができた
私ももう50歳になったが、まだ負けてられないと思った
Posted by ブクログ
超絶スーパーヒューマン若田さんの本なので期待して読んだが,なんだか心に入ってこなかった.
もちろん素晴らしい内容のオンパレードなのだが,章立てが普通すぎるのか,「これって他に人でも同じようなこと言えそう」という話ばかりなのだ(具体例はどれも宇宙飛行士ならではなのだが)
素直に読めれば良い本.
Posted by ブクログ
宇宙飛行士としての経験の中から人生の教訓をまとめた内容で、とても興味深かった。特に以下の一文は素敵だと思った
・自分の人生は一度きりだから、果てしない宇宙の中に浮かぶこの青い水の惑星で命を与えられたことに感謝し、その命を大切にして、人生を楽しみ、精一杯生きたい
Posted by ブクログ
宇宙飛行士の本
普通のサラリーマンだった人が、スーパーヒーローになったのだが、実は宇宙飛行士の訓練中でも、クルーとしてのアサインやコマンダーの資質なども常に評価をされ続けている。
そんな中で結果を出して行くための考え方などが紹介されていた。
特に組織の連携をするための調整力などについては、どこも同じだなぁと思ったが、それを前向きに捉え、次につなげていける事が違うんだなぁっと思った。
気に入った一言
自分自身が納得できる人生を歩みたい
A bad decidion is better than no dicision
Failure is not an option
損傷許容設計
色々なことを経験してみることは本当に大切だと感じる
何のために語学を勉強するのかという目的をしっかり持つことが大切