【感想・ネタバレ】トップウGP(5)のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年02月08日

面白さが、ますます加速している、この(5)
ベタな表現で、藤島先生に申し訳ないな、と思いつつも、我慢できなかった
藤島先生の、バイクとレースへの愛が深いからこそ、この高いクオリティが実現しているんだろうな
また、藤島先生の画力がべらぼうに高いってのも、面白さを支えている
細かいとこまで、一切の手抜き...続きを読むがなく、こだわりと言うか、執念すら感じる程である

この(5)では、突風の「真音と一緒に走りたい」、その欲望を叶えるべく、耐久レースに参戦している
ざっくり言えば、耐久レースってのは、文字通り、長い時間、チームメンバーと交代しながら走り続けるレース
つまり、突風は真音のチームに入るのだが、三人でチームを作らなければいけない
そこで、白羽の矢が立てられたのが、高台くんである
ややビッグマウスな点はあるにしろ、その実力は本物
世界を目指す、その野望を持っていて、努力している点も好感が持てる
言い方こそ悪いけど、突風と真音の凄さを引き立ててくれている
また、真音の魔性の女っぷりに振り回されている、青い部分も可愛らしい

チームで走って勝ちに行く、その為なら出来る事は何でもやる
切磋琢磨するライバル関係ゆえに、突風と高台のビットワークは良いとは言えない
そこを改善すべく、ツイスターではなく、一緒に暮らしてみて、お互いを知る事で親密性を高めようって荒療治も悪くない
突風の部屋に、真音が忘れていったアレで、健全な青少年がワァワァする様は笑えた

そんなこんなで迎えたレース当日
耐久予選では、高台がコケてしまうと言うトラブルが起きるも、それが逆に、突風の怪物っぷりを魅力的にしてくれた
パッと見は、覇気に欠けるのに、実際は、勝利に貪欲って主人公はグッと来る
そんな突風に敵愾心を剥き出しにする美少女レーサーや、突風に興味津々な美人記者も、この(5)では登場しており、突風のモテっぷりには唖然
もちろん、真音さんだって、負けちゃいない
突風に追いかけられている立場として、そう簡単に並ばれる訳にはいかない彼女も、かなりエグい走りを見せてくれた
果たして、このチームは、どんな勝ち方で、私を感動させてくれるんだろうか

この台詞を引用に選んだのは、突風の男前っぷりにキュンと来てしまったので
ライバルだからこそ、高台を罪悪感で潰させない
中々、言えないぞ、この年齢で、こんなカッコイイこと
やっぱり、この二人の間には、確かな友情があるな
ライバルゆえの友情、これは美しい
「高台、心配すんな。俺が、姉ちゃんに近いタイム、出してやる」(by宇野突風)

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