あらすじ
用意周到に備えなければ、老後の暮らしが破綻してしまうと感じる日本人。いくら貯金があってもまとわりつく、老後への不安は、ますます強くなるばかり。対して、イギリス人の老後への思いは、なんとも大らかで、お金の心配とはほぼ無縁であった。日本人とは比較にならないほど、少ない貯金額にもかかわらず、である。彼らの生活ぶりを通して、イギリス式の中流老後を紐解き、お金に左右されない幸せな老後のヒントを探る。
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Posted by ブクログ
自分の老後を考えるきっかけになった。
貯金だけで本当に幸せに暮らせるのか?
孤独・飢餓・寒さ・病気など命を蝕むリスクが、孤独に閉じこもることで増大するのではないか?
イギリスは国の制度が日本と全く違うので、よく勉強しないとダメだけど、老後の視点で参考になるのではないだろうか。。。
Posted by ブクログ
リタイア後のイギリス人が、いかに人生を楽しんでるかについてのケース・スタディ的な本。
イギリスでは老人ホームに入居する場合、生涯そこにいる前提で、住宅、貯蓄、年金などの資産を総括して、500万円以下なら全てその費用を国が負担してくれる制度があり、そりゃ貯金しないで楽しく使っちゃうよな、と思う。
しかし現代の先進国でこんなに素敵な制度が存在している事に驚いた。でも最近財源が厳しくなってきてるようです。
取り上げられてる人達はアクティブな人が多いとは思うけど、離婚や再婚にも積極的で生涯恋愛をして、好きなことをして暮らす様がとても素敵です。
「人生は楽しまなくちゃ」という姿勢をもっと見習いたい。 人生は苦行なんだ的な、日本人的な価値観からの脱却が始まってると思います。
『小さな恋のメロディ』のメロディ役だったトレイシー・ハイドが、その後売れずに一般人として暮らす様子も映画ファンとしては嬉しい。
57歳の今でも可愛らしくて、14歳年下の人と再婚してました。
またその相手役だったマーク・レスターも俳優として大成はしなかったものの、今は鍼灸院を開いて家族と幸せに暮らしてました。 この人はマイケル・ジャクソン
とすごく親しかったみたいで、そのエピソードも面白いです。
映画オフ会で知り合った人たちと、70歳とか80歳になっても楽しく映画の話で盛り上がれたらいいな~と最近よく思います。 死ぬまで映画を観倒したい。
充実した老後を送るためのヒントになる、素敵な一冊です。
Posted by ブクログ
イギリス人はリタイア後も生活を楽しんで自活しているのが印象的だった。日本よりも福祉が充実していて、自活できなくなっても国のサポートがあったり、老後も安心して自分の好きなことができるのが羨ましいと思った。