【感想・ネタバレ】大人は「近目美人」より「遠目美人」のレビュー

鈴木ハル子

長年広報のトップとして働いてきた著者。60歳には見えない若々しさと、周囲から慕われる生き方の美しさの秘密がわかる、いつまでもきれいでいたい女性への指南書となる一冊です。年齢を重ねると、若い頃と同じ立ち居振る舞いや美容法では、何かが違ってきます。大人のステキとは、キレイとは、どういうことか、何を目指すべきか、品性の磨き方など、読んでいるうちに背筋がスッとのびるような内容です。

[ブクログ · ★★★☆☆]

気の合う人、心地いい人たちばかりといると、そのうち視野が狭くなり頑固になっていてしまう。１００人おれば１００通りの考え方があるもの。みんながそれぞれ違うということを受け入れることができるようになれば多様性を理解でき、心が楽になる。自分の可能性もどんどん広がっていく。雅量を持つということは、他人の短所を許し、認められる人になるということ。姿勢が良く全体のバランスのとれた人というのは心も整っているといえる。ディテールを気にするより、ダイナミックに全体を見て美を構築できる人がイイ。まさに大人は「近目美人」より「遠目美人」。