【感想・ネタバレ】西南シルクロードは密林に消えるのレビュー

あらすじ

中国四川省の成都を出発し、ビルマ北部を通って、最後にはインドへ――幻の西南シルクロードに挑む著者の前には、圧倒的なジャングルと反政府少数民族ゲリラの支配する世界屈指の秘境がたちふさがっていた。混迷と困難を極める旅なのに、これほど笑えるのはなぜか。究極のエンタメ・ノンフィクションついに登場。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり高野秀行は面白いなあ
かなり濃密な旅で、登場人物も入れ替わりがあるがどの人も魅力的。
作者の特徴である牧歌的な筆ながら、
直接的ではないにせよ、後日談で生死不明が入るのはやはりゲリラなんだなと。

なぜゲリラになるかというのは
少女兵士の話が、とても印象深かった。
>彼女にとってはゲリラ生活の方が世間の荒波にもまれるより楽だったのだろう。

あとは新聞紙の紙巻きたばこは、やってみたいな。

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2024年08月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

これまでに読んだ高野氏の本の中では一番人との繋がりを感じる内容だった。人に助けられ、人手をフルに使って渡り歩き、自らが運ばれるモノとして道筋を体現して見せた。
無鉄砲すぎて現実と思えない上に驚きの連続だったけど、何度吹き出したから分からない。特にジャングルを行く間は読んでいて本当に面白かった。
根っからの善人も悪人もいないのだと思う。どの面を見せているかで印象は変わってくる。壮絶な旅の一端を見せてもらった。

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2018年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

芒市のホテルでの盗難、盈江での警察署への連行。波乱万丈の出発。ジャングルを行く。眠ると落ちるゾウの上、崩れて落ちる竹の橋、くっついて離れぬヒルの襲来、眠りを覚ます胃痙攣。矢継ぎ早に訪れる危機に、”ハラハラ”も”ドキドキ”も感じない。助かるのはわかっている。”面白く”、”おかしく”は楽しめる。二進も三進も行かない禍は、期が熟したら何故か向こうから消えてくれる。だが、これは創作ではなく紛れもない事実。インドへの不正入国をお咎めなしで帰れたのは運以外の何物でもない。読者がこうして作品を味わえることは奇跡である。

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2023年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この人の書く文章は笑いが入ってて引き込まれる。よく文章の書き方の本とか、この人は文才があるね、とかいうけどこれは違うのかもしれない。体験が面白ければ文章は必然的に面白くなる。日本人がわざわざ中国通ってインドまで二ヶ月も歩きっぱなしなんて、聞いたことがない。最高の作家。

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2023年07月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初はあまり面白くないなと思ったが後半一気に面白くなった。現地の人との交流やドンデン返しなど面白い面白い。
ミャンマーは色々変な国だな。数年前に行けてよかった。今はもうクーデター&コロナで行けなさそうだし

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2022年06月19日

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