【感想・ネタバレ】乱飛乱外(5)のレビュー

あらすじ

時は戦国、世は動乱! 刀(かたな)家再興を悲願に諸国を旅する雷蔵(らいぞう)とくノ一衆。奴隷船で出会った姫君はなんと海賊の首領だった!? 復讐するは女にあり! ますます磨かれる描写力と圧倒的ドラマ性は戦国時代劇の新機軸! これぞ世に言う『乱飛乱外』!!

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Posted by ブクログ

あからさまに誤解から始まった恋にこりゃー痛々しいなと思ったのもつかの間、あっと言う間に雷蔵がかっこよく見えてくるから困る。
雷蔵が惚れたり落ち込んだり必要以上にピュアなのは、女っ気がないというレベルじゃない悲惨な過去を過ごした設定からすればむしろ自然なんだけど、ちょっと見ていて歯がゆくもある。だからこそかがりの健気さやつなみ姫の思いがカタルシスを呼ぶのだけど。
いやなんだかんだ言っても結局こういう見事な作劇でなにもかも帳消しになっちゃうんだからゴチャゴチャ言うだけ野暮か。

最初の姫丸と父のエピソードはものすごくあちこち倒錯的なのに最終的に「機知で父を乗り越え、父もまたそれを認める」いい話のような形に収まってたのがまるでチャンピオン漫画のような煮え加減だった。チャンピオン漫画と違うのはもっと洗練されて、煮えていることすら読者に意識させないところだ……!(それはいいことなのか悪いことなのかはわからない)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

今回の姫は凛々しくて萌えるなぁ……。

こういうタイプの、豪放タイプの人、んで→デレって移行するのはどういう呼び名があるんだろう。ツンデレみたいな呼び方があってもいいのに、割とメジャーな属性だし。サクラ大戦のカンナとか。

雷蔵もかなり成長しましたね。なんだか表面的には相変わらずヘタレですが、芯が通ってきたというか、なんというか。

それにしても疲れてるのかなぁ、作者。絵は相変わらず上手いですけど、構図が地味になってる。もっと初期のような迫力も欲しい。

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2009年10月04日

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