あらすじ
身体的にも法律的にも女性になるために、主人公・平沢ゆうなは性別適合手術(SRS)を受けにタイへと旅立つ。しかし、女性への道のりは想像していた以上に"痛かった"!! 性同一性障害(GID)当事者の作者が男性から女性になる過程を詳細に描いた実録エッセイ!
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Posted by ブクログ
『鍵つきテラリウム』(平沢ゆうな)の作者の作品見てる時に発見した『僕が私になるために』。
世の中にはいろんな性の形があると『マンガでわかるLGBTQ+』(パレットーク)や『恋せぬふたり』(吉田恵理香)、『わたしはロランス』(グザヴィエ・ドラン)、『フランシス・ハ』(ノア・バームバック)、『リリーのすべて』(トム・フーバー)などで知りました。
これらで【性の種類】や【性別違和によって抱える悩み】は見聞きして感覚的にわかったものの、
「どうやって体を変えるのか?その具体的内容は?」というところまでは知りませんでした。
本書は男性から女性になられた方の性別適合手術のお話で、勉強になりましたね。
なりたい自分へなるための努力をする人ってやっぱすごいなって思う。
読みやすいのに骨太
ヘヴィになりそうな内容ですが、可愛い絵柄とテンポの良さに引き込まれて一気に読んでしまいました。
箸休め的なギャグも面白く、すごく読みやすいのですが内容は骨太。
興味深いしマンガとしても普通に面白かったです!
同じ作者さんの「鍵つきテラリウム」も面白かったけどそっちは配信されてないみたいなので配信希望です!
こんな感じなのね~!!!
いや~、おもしろかった。
工場の裏側見学じゃないけど、実際はタブー視してる人が大多数の日本じゃ、なかなかこんな話って知れないよね。だから、実際はもっともっとキツく大変な事なんだろうけど、可愛い絵と明るい感じで仕上がってる話がとても上手でした!
嫌悪感がある人にこそ読んでもらいたいなぁ~
Posted by ブクログ
性同一性障害GIDの「僕」が、女性として生きるために、タイに行って手術し「私」になるノンフィクションのコミックエッセイ。日本での診断や、周りの視線など、ちょっとおもしろおかしく書いているが、当事者にとっては深刻な問題なのだと思う。重く書こうと思えばいくらでも重くなることを、ある意味、達観してコミックとして描かれている。手術の話など、男として縮み上がってしまう。GIDの方々の苦労がしのばれ、興味があってもなくても、知っておく価値はあると思う。540円だし。