【感想・ネタバレ】プリズンハーツ 分冊版（３）のレビュー

駿河ヒカル

虐待、いじめ、大切な人の死――生まれて17年、不幸な毎日を送ってきた本田無我。絶望し、命を絶とうとした彼の前に、吉田桔梗と名乗る少女が現れる。彼女は、無我が"囚人"であり"死にたくなるほど不幸な人生"という刑罰を"魂"にプログラムされていると告げて…。 『進撃の巨人 悔いなき選択』の駿河ヒカルが描くプリズンブレイクストーリー!! 第3話を収録。

[匿名 · ★★★☆☆]

3

母親からの虐待、学校でのいじめ、自分にかかわった人間が命を落とすなど幼少期から不幸な目に遭い続けてきた本田無我はある日、刑務局の一等刑務官を名乗る吉田桔梗は無我が冤罪をかけられた犯罪者で刑務所ではなく辛い目にあうことが刑であること、周りの身近な人間が刑務官であることを告げる。
信じられない無我だったが、虐待をしていた母親が刑務官だったこと、親身に相談に乗ってくれいていたケースワーカーが刑務官だったことに衝撃と今までのつらい目がそのプログラムの一環だったことに怒りを覚える。
桔梗と一緒になって無我を助けてくれた男、リアムは無我と同じ囚人だったが今は脱獄に成功して自由な暮らしをしている。
これから無我はリアムのようにプログラムされていない空白の人生を生きられるらしいが…。