あらすじ
夜にその美術館の扉を開けてはいけない――。赤坂北署の刑事・三木は、ある窃盗事件の捜査のため、"奇妙な噂が"囁かれる「遠野美術館」を訪ねた。聞き込みのために館長である遠野鼎(かなえ)を探しているとき、屋上から青年が落下してくるのを目撃する。館長の態度に違和感を覚え、深夜の美術館へと向かった三木が、そこで見たのは――――。
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Posted by ブクログ
いわくつきの作品を「収集」「保存」する美術館と、その謎に迫る刑事の美術ミステリー。館長(25歳、若い!)が修復に精通しているという設定なので、作品の保存に関する考え方が随所に出てきます。保存修復を勉強している芸術学徒は共感出来るはず。