【感想・ネタバレ】オルゴールのくるくるちゃんのレビュー

あらすじ

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昔、少女のもとにいた人形は、その後長いことオルゴールの上で音楽に合わせて踊るオルゴール人形の「くるくるちゃん」として生きていました。やがて、風の気まぐれで、くるくるちゃんは広い世界へ飛び出していきます。人形作家でもある著者が、独特の繊細なタッチでその小さな体から眺めた世界を描き出します。人から人の手にわたっていく人形の、ふしぎな運命をえがいた、味わいぶかいお話。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

切なくて優しいおみねゆらさんの独特の世界。小さなものに向けられる優しいまなざしが感じられます。くるくるちゃんという踊る御人形の物語。レトロな建物にオルゴール人形、ページをめくるとメルヘンな可愛らしさにあふれています。うららかな午後に紅茶を飲みながら読みたくなります。

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2017年05月30日

Posted by ブクログ

こういう思い出の品ってありますよね。
私も大人になってから、小さいころに大切にしていたけど、お別れしてしまっていた物に、再び巡り合ったことがあります。
なんとも暖かい気持ちになりましたが、物の方はくるくるちゃんみたいに、苦労をしたり悲しい思いをしたのかな?
くるくるちゃんは、持ち主のもとに戻れて良かったです。

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2016年06月28日

Posted by ブクログ

こみねゆらさんの絵本ですね。

 おにんぎょうのくるくるちゃんは むかし、ちいさなおんなのこと くらしていました。
 おんなのこは くるくるちゃんを、
 ミトちゃんとよびました。
 おんなのことの たのしいひびは いつしか すぎてゆきました。
 きがつくと、くるくるちゃんは はくぶつかんのなかで、オルゴールにんぎょうとして おどっていました。
 オルゴールのねじがまかれると、にんぎょうたちのでばんです。
 みぎへくるり。ひだりへくるり。
 おんがくにあわせて まわります。
 みぎへくるり。ひだりへくるり。
 だけど くるくるちゃんだけ、みんなとちょうしが
あいません。
 くるくるちゃんは セルロイドで できていました。とうきでできた ほかのにんぎょうとは ちがって、はねのように かるかったのです。

 くるくるちゃんは とうきでできた にんぎょうと
いれかえられました。
 くるくるちゃんは どうなるのでしょう?

 おにんぎょうのくるくるちゃんのお話です。

 こみねゆらさんが、くるくるちゃんが活きているように冒険のお話をみちびきます。
 落ち着いた色彩の可愛らしい絵がお話をかもし出します。
 最後に、くるくるちゃんのもとの持ち主に出逢うシーンは、嬉しくなりますね(=^ェ^=)

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

レトロ感あふれる表紙。
内容にドキドキするであろう子どもたち。
私もドキドキした。
よかったね、ミトちゃん♪

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2022年01月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オルゴール人形のくるくるちゃんはネジがまかれると、四人のお友達と一緒に踊ります。
でもくるくるちゃんはセルロイドで出来ていて、陶器のみんなと同じようには踊れません。
それでも楽しい日々を過ごしていましたが、ある日、陶器の新しいお人形が来て、くるくるちゃんは窓辺の籠が新しいすまいになりました。

しーんとなるお話。
見えない涙を流すくるくるちゃん。
頁をめくってもめくっても、せつなくて、最後に絵も気持ちも温かくなってホッとした。
Mは絵がかわいくて張り切って聞いていたけれど、最後までだまーって、無言のまま本を閉じた。

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2015年11月24日

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