あらすじ
《動植綵絵》全30幅をはじめ有名作品を網羅した図版150点以上! 今回増補した《象と鯨図屏風》には文庫ならではの仕掛けが。若冲の魅力を世に知らしめた第一人者による伝記、画歴から画論、若冲派まで、一冊で丸ごと網羅。好きにならずにいられない、若冲の秘密に迫る作品解説。ファンにはうれしい印譜解説(新発見の印譜を増補)、年表まで、小さな判型にメガ盛「若冲」! (講談社学術文庫)
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Posted by ブクログ
私が近世絵画のことを勉強しはじめた10年ほど前には、若冲の評伝といえばこの本が押しも押されもせぬベストであった。その後、若冲愛に溢れた方々が続々と評伝を世に出し、私も全ては追い切れないので現在のポジションは分からない。でも、私にとっては辻先生の格調高い文体で綴られた本書は、今も変わらず若冲本の揺るがぬベストなのである。