【感想・ネタバレ】ネットフリックスの時代 配信とスマホがテレビを変えるのレビュー

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Posted by ブクログ

文字通りNetFlixとそれを取り巻くSVODの未来について書いた一冊。

2015年出版であるものの、概ね著者の言う通り時代が推移しているように感じた。

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2020年09月28日

Posted by ブクログ

アメリカで成功を収めているVOD(ビデオオンデマンド)大手のネットフリックスの発展とそれに伴うテレビなどの既存メディアの関係性を映画や音楽と言った視点から解説してある。日本ではまだまだテレビが強いものの将来的にはVODにかわられるのではないかと思った。録画して見る人が大勢いる中で、未だにリアルタイムに観てる人のみを対象にした視聴率という数字に縛られているテレビ業界。映画やドラマの番宣のためにテレビに出まくる俳優さん達に辟易しつつある。その点VODは見たいときに見たいものを観れるし、リアルタイムに視聴数が多いコンテンツが分かるらしく、広告出す側も効果的にうてるのではないかと思った。良書。

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2016年05月16日

Posted by ブクログ

コンテンツ業界における革命とも評されたNetflixに関して、ユーザーの姿勢における登場前後を比較して論じた書。
ユーザーがコンテンツに求めるものがガラリと変容してしまったのだと改めて感じた。

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2016年01月10日

Posted by ブクログ

身近にHuluのユーザーがいる。地上波テレビもTVerなどで見られるようになってきた。また、音楽の世界でもネット配信はポピュラーになった。そうなると、テレビや映画といった映像も、ネット経由でオンデマンドで見ることが普通になってくるのかもしれない。そんな問題意識をくすぐる本に出会った。
本書は、アメリカにおけるネットフリックスの興隆を含むSVOD(有料で見放題のビデオ・オン・デマンド)の普及、日本におけるSVODに関する各供給主体の動き、音楽分野における流通経路の変遷などをバランスよく紹介している。
日本でSVODが普及するかどうかについての見通しは、必ずしも明らかでない。マスコミは、新規性の強いものを過剰に報じるので、近いうちにテレビが廃れてSVODが一般化するかのような雰囲気もあるが、筆者はやや慎重に考えているように見受けられる。それでも、映像の流通チャネルは確実に変化しつつあり、キー局のコンテンツを流すことが主体の地方テレビ局などその存立基盤が危うくなっていることにも警鐘を鳴らしており、大変説得力がある指摘が多い。中々有益な一冊であった。

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2016年01月04日

Posted by ブクログ

2015年と少し古い本なので、さすがに事例は昔話の感がしてしまうが、テレビ、コンテンツ販売、ストリーミングのビジネスモデルの変遷について、あらためて全体像を振り返ることができた言う意味では価値ある1冊でした。

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2020年12月15日

Posted by ブクログ

配信ビジネスの巨人!ネットフリックスについて解説!
ネットフリックスによって、ビジネスがどう変わるか?と言うよりも、今社会で何が起こっていて、生活がどういう形で変化しているか?を追っている。
音楽ビジネスを例にとって、「所有する必要がない時代が来た」ことを示している。
動画の世界はいったいどうなっていくのか?
広い視野で見ないと絶対に見えてこない世界。
当社の経営陣にはそれが見えるのか?見えてないのか?
(2015/11/30)

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2020年11月16日

Posted by ブクログ

ネットフリックスを代表とするSVODの登場によってテレビの在り方、変化について書いた一冊。

ネットフリックスやHuluを代表とする定期購読型のビデオオンデマンドであるSVODの登場によってテレビの業界やまた音楽の業界が従来から大きく変化していることを本書を読んで感じました。
お茶の間で何となく点けて見ていたテレビという時代ではなく、いつでも好きな時に見たいものを見るという配信サービスが私たちの生活に徐々に浸透しつつある中で、SVOD事業を行う各社がオリジナルコンテンツの充実や先行配信などの戦略で競い合っている現状や視聴率の概念を覆すレコメンドの存在とそこから予算編成などコンテンツの製作に変化が起きうることなど本書を読んで知ったことも多くありました。

本書を読んでSVODがテレビの存在を脅かすものと捉えらていますが、むしろ共存するためのいちツールではないかと感じました。
従来のテレビや映画館など単一的に発信されるだけのコンテンツが映画やアニメ作品の先行配信やオリジナルコンテンツの配信などを行うことによって、コンテンツの発信方法が多様化し、そこからファンが共有するイベントなどのコト消費へと発展したりとSVODから新たな可能性も感じました。

ネットやスマホが大衆のものとして普及し、従来の私たちの生活に変化が生じていること、そしてその変化を受け入れることが私たちにとって重要であることを感じさせられた一冊でした。

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2017年05月06日

Posted by ブクログ

SVOD(定額ビデオ配信サービス)の時代がきた。

Netflixの強み、あるいはSVODの強みとして、レコメンドエンジンの効果、イッキ見の中毒性、テレビ放送エリアの問題など書かれているが、結局一番はどこまでコンテンツを充実させるかにかかっていると思う。
本著の中でも権利問題についてアメリカと日本の違いが書かれている。


イッキ見は英語でBinge Watching というらしい。(p105)

文章は平易で、さらっと読める。

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memo

88
アメリカでは、出版でも映像でも、製品化する際には、製作者・出演者等と企業とのあいだで、包括的な契約を交わすのが一般的だ。要は「著作権や肖像権はあなたのものだけれど、あらゆる形で製品化する際の判断を企業が行う」といった契約が交わされるわけだ。日本の場合違う。(略)特に日本の場合には、芸能プロダクションの力が強く、彼らが「ビジネスとしてクラスである」と言う判断を下さないと、権利処理がままならない場合も多い。(略)アニメは権利者が集中しており、実写と違い出演者も少ない。

101
見逃し配信は日本のなかならばどこからでも見られる。自県で放送していない番組でも、だ。

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2016年02月20日

Posted by ブクログ

Netflixに始まる、映像配信サービス内容の解説とそれが普及する現在社会の分析が主な内容。

ニーズが増しているこのサービスとは何なのか?
をざっくり把握されたい方にオススメ。

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2015年10月24日

Posted by ブクログ

ストリーミングビデオは通常、ドラマであれば1シーズンまとめてアップされ、一話一話増えていくという形はとらない。次の話まで一週間待つ、という時代ではなくなっている。

コンテンツ数を争うこともあまり意味は無い。配給元との契約によって増えたり減ったりする。キーポイントはNetflixのハウス・オブ・カードのような独自コンテンツがどれぐらいあるか、そして検索、レコメンド機能がどの程度充実しているかだ。本当は見るべきものがたくさんあるのにそれを探せない人がすごく多い

AndoroidTVの開発チームのマシアス・デュアルテは「ソファに尻をのせた時、あなたはIQを20失う」と言う。TVに向かう時はリラックスしたいのであり、小難しいことはしたくない。リモコンを使ってザッピングする以上の行動はしたくない

ごく少数のサンプルから計算される「視聴率」に比べ、ストリーミングでは視聴の実数のみならず、どこを早送りしたか、他のどういう番組の嗜好と関連しているか、などより詳しいデータが取れる

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2015年10月23日

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