【感想・ネタバレ】春画の色恋 江戸のむつごと「四十八手」の世界のレビュー

あらすじ

「四十八手」はたんなる体位の解説ではなく、出逢いから始まる色恋の物語である。最初の浮世絵師と呼ばれる菱川師宣が描いた「四十八手」を一手ずつていねいに紐解きながら、西川祐信、鈴木春信、喜多川歌麿、葛飾北斎など、後世の浮世絵師たちがそれらをどう描いたか、表現の変遷をたどる。著者の春画研究の集大成にして、渾身の名著! 図版250点以上、カラー口絵付き。 (解説・浅野秀剛) (講談社学術文庫)

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Posted by ブクログ

菱川師宣といえば、子供頃切手集めをしていた時代に、あこがれの一枚であった「見返り美人」の作者であった。本書は師宣の春画絵本である「色恋四十八手」をベースに解説が施されている。題は意味深で、引用されている春画もかなり生々しいけれど、解説はさすがに学術文庫だけあって、興味本位のものでは決してなく、江戸時代の色恋の本質はなんだったのかということに迫るもの。文庫サイズではやはり絵が小さくて見ずらいのが惜しい。

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2015年10月20日

Posted by ブクログ

春画って恋愛指南書みたいなものなんだよね、っていう視点を含めつつ、春画作者の影響関係の研究結果をまとめた本。
けっこう、同じような絵が描かれているのがほほえましいというか。(^^;
春画がノーカットで掲載されているけれど、目くじら立てる人は一定数いるんだろうなぁ。
ま、子供に見せるのはどうかという気持ちのわからないでも無いけど、大人が観る分には別にたいしたことじゃ無いよね?
みたこと、したことが無いわけじゃないでしょうに。(^^;

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2016年08月25日

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