【感想・ネタバレ】「オウム」は再び現れるのレビュー

あらすじ

未曽有の大事件から我々は何を学ぶべきか。自身の評論活動から、一時「オウムシンパ」との批判を受け、以来、オウム事件の解明に取り組んできた筆者が、いまこそ事件の教訓を問う。信念なき「普通の人」たちが凶悪犯罪を起こしたのはなぜか。それは、オウムが日本組織に特有な奇妙な構造を持っていたからだ。日本組織の特殊さを理解せずにオウム事件は終わらない。

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Posted by ブクログ

宗教学者が人が信教へ向かう心理、人間の心の拠り所を基にジャーナリストは異なる独自の視点で書かれたオウム本。
宗教学的な視点と日本人の集団心理の視点から的確に分析し解説されている。

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2022年01月18日

Posted by ブクログ

宗教学者である著者によりオウム事件について、宗教学術的視点で解説されています。他書にある裏社会との関係には否定的見地を取っておられます。教団内部の教義による問題として責任を取らない体質があり、それらが犯罪に繋がったと分析されています。またそれが故の断らない風土による結果であり、もし同様の思想を持つものが現れれば、現代において再発する可能性を示唆されています。また自分自身がそこに居たとしたら、断ることができたのかを、問われていて熟考させられるところでした。

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2021年11月06日

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