【感想・ネタバレ】今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思いますのレビュー

あらすじ

些細なことから上司・岸本の執拗な嫌がらせを受けるようになった玲美。疲弊しきった玲美は、彼を殺したいと夢想するようになる。こいつの頭をぐしゃりと潰してやれたら――。業績を掠め取る係長、若い女子を目の敵にするお局、会社に寄生する豚野郎。こんな最低なヤツらが迎える結末とは!? 会社で頑張るすべての人々に捧げる、ちょっとブラックなお仕事小説! 【目次】今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います/天井の梁/引き継がれ書

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Posted by ブクログ

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ちょっとクスッとする感じなのかなって思って読み始めたら全然違った
ホラーでした
めちゃくちゃ怖い訳では無いけどゾクッとする
パワハラマンは滅びてほしい~

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2022年09月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読後スッキリするかと思ったが、イヤミス的な作品を読んだ後のような感情になった。
仕事自体は嫌いでは無いのに嫌な上司と時間を共にすることは想像以上に辛いものだなと怖気付いてしまった、、、。

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2024年11月21日

Posted by ブクログ

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人から恨まれるような人間に上司に今後ならないように心がけなければならないと痛感した。
普通に生きていればそうならないと思うが、自分の普通が必ずしも世間の普通とは限らない。

でも普通に嫌な上司がやられていくのは読み進めてスッキリした。最後の呪いファイルは、怖くてぞわぞわした。長年の怨念は呪物になるんだなあコワ

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2023年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトル買い。

うちの上司もクソなんで、最初はすごい共感しながら読んでた。新卒じゃないからここまでは病んでないけど。

で…え…?
若干ホラーでは?
というか、最後の話はほんとにホラーでは?
ちょっと想定外。
このぐらいのゾクッとする話は好きだから良いのだけど。
帯の「社会派ブラック小説」って言葉からは違うイメージを抱いてしまっていた。

でも、どの話も共感できるとこあって、面白くて、1日1話で3日で読んじゃった。

これも帯にある『神さま気どりの客はどこかでそっと死んでください』って本も気になる。こっちもホラー風味なのかな?

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2023年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★特長
パワハラ上司がいる職場の3つのお話。
3つの話全てを読んで初めて腑に落ちます。


★魅力
ここまでひどく無くても、こんな管理職いるよなと共感出来る方も多いと思います。
身近なところであり得るシチュエーションで、感情移入もしやすく、引き込まれる様に読めました。
パワハラで悩まれている方にとって救いになる部分があり、解決策も見えてくるかも。

★感想
○「今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います」
旅行会社の新人OLとパワハラ上司の話。
部下のした仕事の成果は全て自分の成果にしてしまう上司。
普段は何をやっても罵詈雑言。
他の島の若い女の子にはセクハラ発言しながらデレデレ。
自分以外の周りの人はその上司とはうまくやっているよう。
新しい仕事の提案をするも、そんなことは求めていないと却下。
珍しく機嫌よく別室で下された自分のやりたかった仕事。
何日も会社に泊まり込んで提出するもダメ出しの連続、挙げ句の果てにすこしの手直しで自分がした仕事として上に提出する上司。

彼氏に教えて貰った縁切り神社の絵馬に書いたこととは?
明晰夢を毎晩見るようになり、その中でついに上司をバットで撲殺。
翌日、2時間も寝坊。上司を含め会社の数人に遅刻の電話するも誰も出ず。
慌てて会社に出社してみると…。
その後慌てて行った縁切り神社で分かったこととは?
全てのパワハラ上司に読んでもらいたい。
みんな表の顔では我慢していても、お腹の中ではどう思っているかのか?

○天井の梁
グルメ雑誌の編集部での女性編集長によるパワハラ。
主人公は不況で就職に失敗、なんとか派遣でやりたい仕事につけての2年目。
あわよくば契約満了の3年の後、正社員になれることを望み、そのためには無茶振りや無理難題にも耐えている。
やっと自分の出した企画をやらせて貰い、評判も良かったところに、女上司のお気に入り社員に横取りされる。
その頃から、上司の席の上で首吊り自殺をして復讐したい衝動に駆られ、夢を見るようになる。
危うく自殺してしまいそうになった翌朝、会社に来てみると…。
明らかになった真実とは?

パワハラの被害にあう主人公の共通として、仕事熱心で真面目、我慢し続けたのちに相手を殺すか自殺するかで復讐しようと思い、幻覚と現実の区別がつかなくなるということを知り、その心情に共感して応援している自分がありました。
しかしいずれの解決策も実は愚策で、後悔するであろう内容ではありましたが。

知らない顔をして働いている同僚や先輩も、心の中では上司をよく思っていないかったことも、良いことではないが共感出来ました。

萩原さんは危なかったですね。


○引き継がれ書
やりたい放題の通称「豚」と影では言われているパワハラ上司「佐藤」。
部下のミスを見つけることに長けており、取引先や他部書などに引き摺り回して謝らせる晒し刑。
自ら誘った飲み会では金を払った試しが無く、部下が奢らされた金額も多額にのぼる。
行状の酷さにも関わらず、彼自身の地位や首が未だに無事なこと自体が、「佐藤」を正体不明の怪物に仕立てている最大の謎。

歴代のこの部署の同僚間で密かに書き溜められてきた共有ファイル「引き継がれ書」
それは匿名で、パワハラを受けるごとにそれぞれの課員の鬱憤がぶちまけられるストレスのはけ口。
ある時、見慣れぬ書き方、それも赤文字、ひらがなで、不吉な予言が書かれるようになり、「佐藤」はその通り災難に遭う。

課員たちはこの事件をきっかけに、大事なことに気づき、やがてステップアップして去って行く。

そして「佐藤」は変わらず同じ部署に居続け、また新しい課員たちが配属されて…。

三作の短編集のようで、お話も別々の話ですが、作者の伝えたいことは、三作全て読むことで初めて分かる様になっています。
視野が広がります。

★オススメの人
パワハラされた経験のある方。
パワハラを憎んでいる方。
部下を持つ管理職。
多分、パワハラを実際している人は、自覚がないので、読まないでしょうね。
社員、従業員が定着せず困っている経営者の方。

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2022年01月09日

Posted by ブクログ

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『今日は天気がいいので上司を撲殺しようと思います』

このタイトルに惹かれて読み始めました。
3つの短編で構成されており,読みやすかった。
また,描写がリアリティがありグロテスクに感じた。
ブラックな会社,そこにいる最悪上司たち,実際に経験したくない世界だなと思った。
自分の中で最も好きな話は天井の梁だった。
彼氏,仕事,自分が大事にしていたものを次々に奪われ,死を望むようになる部分はとても共感できるものがあった。
また,頑張りを認めてくれること,それは生きる糧にもなるよう感じた。

とても面白い本であったが,世にも奇妙な物語のような心がモヤモヤする作品であった。
自分もモヤモヤしていたため,作品を読んだ人の感想や解釈を見たが,やはり皆モヤモヤしていたように感じた。
考察するのが好きな人はもしかしたら好きな作品かもしれない。

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2021年04月08日

Posted by ブクログ

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タイトルの「撲殺しようと思います」というインパクトに興味を抱く。3つの短編それぞれ主人公が上司からの激しいセクハラ、パワハラ、モラハラ、マタハラを受ける。主人公の無責任論は無視しして、主人公には家族・仲間がいるが、雇用されている弱い立場から、辛さを正直に吐き出せない。耐えに耐え上司に対する殺意を抱くが勿論叶わず、最後には自殺をも考えてしまう。そんな中ギリギリの段階で「何らかの力」が働き上司に制裁をする。主人公達には幸せになって欲しいと願う。働くことが人生のいきがいになるのが幸せなことかもしれない。

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2020年08月11日

Posted by ブクログ

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タイトルでインパクト買い。テンポも良くて、スイスイ読めた。ただ、思ったよりもグロいところがあった。3作ともクソ上司が出てくる。よくあの状態で働けるなーと思ったけど、(上司がここまでやばいことは少ないだろうけど)どこかの会社ではあるんだろうなぁ。「殺したい」や「死にたい」という感情がいざ形になると臆病になるのは不思議な感じ。自分が悪くないのに、良心が働くのは人間だからなのかな。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

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思っていたストーリーや結末でなく
ただただビックリ。
嫌な上司にギャフンと言わす
エンタメお仕事小説かと思ってたら
ものすごいブラックイヤミスお仕事小説だった。
嫌な上司も桁違いに嫌な奴すぎて
腹立ちまくりで
なんかストレス発散にはならなかった。

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2023年12月18日

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