【感想・ネタバレ】P&Gで学んだ 経営戦略としての「儲かる人事」のレビュー

あらすじ

人材のなさが悩みの中小企業経営者にこそ役立つ、経営手法としての「人事」を、P&Gで人事統括を務めた著者が具体的に語る。

人事は経営のツールである。人事の目的は、そこに集う人の力を最大限に発揮させることだ。
したがって人事の要諦を理解することは、経営者にとって強い武器となる。
人事を昇進昇格や配置など組織機能を維持する仕組みと捉えていては、その力は発揮できない。
最適で最強の人事システムとは「人を生かす仕組み」にある。
ベンチャー・中小企業で人事部を持つ組織は少ないが、人事スタッフがそろっていることが人事システムの条件なのではない。
トップの価値観さえ定まれば、人事のほとんどは各部署(ライン)で完結できる。
採用も教育も昇進昇格も現場でやれる。
事実、P&Gをはじめとした欧米一流企業ではそうしている。
そして、この方式は日本の中小企業でも十分に応用できる人事の仕組みでもある。
本書では、経営者や部門のリーダーが知っておくべき「増力人事」のあり方について、P&G等欧米一流企業の事例をまじえて具体的に記す。

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Posted by ブクログ

人事とは強い会社を作るシステム
・リーダーの高い人事能力
・メンバーの生産性=やる気×能力 が上がる
・顧客が増える
・売上が上がる

採用とは未来のリーダーを獲得するシステム
・人材像を明確化する
・人材像は能力よりマインド、知識より行動
・行動基準は人材像の具体化

問題やミスの85%は仕組みの問題
品質管理の一人者デミング博士

採用ツールを使って失敗を防ぐ
・価値観特性把握ツール なぜそれを行うか
・資質特性把握ツール 何が強みなのか
・行動特性把握ツール どのように行動するか

入社時のオリエンテーションをきちんとやる
・本当に歓迎されていると感じれる
・会社の全体像を理解させる
・会社のゴールと文化を理解させる
・職務と仕事の情報を正確に伝える
・意義のある仕事を与える
・会社の制度や規則を正しく伝える
・コンプライアンスに必要な手続きを済ます
・初日、最初週、最初月で計画する

いいマネージャーを上司に据える
・適度なチャレンジを部下にさせる
・部下のやりたい事と仕事をマッチングさせる
・期待値を見える化してすり合わせる

マネージャー育成プログラム例
・マネージャーの使命と役割
・マネージャー必須の能力と心構え
・成長の要因
・学習促進の原則と育成プロセス
・メンバーとの信頼関係を築く
・マネージャーとしての現状分析
・効果的な部下指導
・正しいフィードバック方法
・成果を高めるコーチング
・育成計画の作り方とポイント

鍛える仕事、鍛える上司、鍛える仕組みが1つになっていることがベスト

リーダーシップ研修を行う

長期的なキャリアパスを示す

後継者を早めに鍛えるサクセッションプラン
・幹部候補の基準を明確化する
・社内の幅広い部門から選出する
・候補者を複数考えておく
・計画を作成、実行する
・定期的にレビュー、修正する

人は仕事で成長する

4段階の成長ステージがある

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2019年07月17日

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