【感想・ネタバレ】古着屋紅堂 よろづ相談承りますのレビュー

あらすじ

古着屋紅堂に、婚家先の大店から身一つで離縁された葉(よう)という女がやって来た。店主の新見真白(にいみましろ)は事情を汲み、着物の代金代わりに数珠を受け取るが、そこから九条實親(くじょうさねちか)と名乗る直衣姿の公達が! 陰陽師によって数珠に住まう身となり、この世のものならぬ黒い怨念から、持ち主である彼女を守っていたのだという。成り行きで悪霊退治を請け合った真白だったが――。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

お人好しで困っている人を放って置けない古着屋の主人と、数珠に宿ったお公家様コンビによる悪霊退治。
主人の真白が本当にいい人で、寝坊助だったり幼馴染みに仕事任せきりだったりするけど、厄介ごとを面倒臭がらずに請け負っちゃうところに好感がもてました。
お公家様との掛け合いも楽しかったですし。
そんなコンビの活躍は今回ある悪霊を倒す話一本で終わってしまったので、もっと様々な悪霊退治を見たかったです。
そのくらい面白かったので。
悪霊を生み出した原因でもある若旦那の性格には驚きましたが……ただの女好きかと思ってたらヘタレだったか……
そういう意味では、サブキャラ含めて、完全に悪役というキャラがいなかったところも、作者様の優しさの表れかなという気もします。
短編は、サブキャラの掘り下げ話。
小坊主さんの話が特に印象的でした。
彼も含めて今後活躍する姿を見たいので、続刊望みます。

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2019年04月09日

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