【感想・ネタバレ】さよならは青色のレビュー

あらすじ

心の奥底の記憶を呼び覚ます、ノスタルジックな写真が反響を呼ぶ岩倉しおり。
ふわっと懐かしいにおいがする、好きだったあの人を思い出す、日常がきらめいて見える。温かく、ときに切ない、待望の初作品集です!

四季をテーマに、春夏秋冬それぞれの季節ごとの写真で構成。
胸が苦しくなるほど繊細で、もう二度と戻らない日々の記憶を呼び起こすような、
儚く美しいカットが満載。この作品集のための撮り下ろし写真も収録しています。

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Posted by ブクログ

岩倉さんの写真って、一枚一枚ものすごくキラキラしていて、大切なものがギュッと大事に詰めこまれている感じがして、儚くて尊くて、、、

“できるだけアンテナを巡らせて
たくさんのことを見ようとしているけれど、
きっと私もたくさんのことを見逃している。
小さい頃から何度も来ている海がきれいだったことも、
夜明け前の街が青白いことも、
朝日と夕日の光の色が違うことも、
台風のあとの雲は特別なことも、
雨上がりの夕日は眩しいほどの美しさだということも、
入道雲なんて数分で形が変わってしまうことも、
影は黒いものではなくて、雲にできる影は青いことも、
そもそも光にはいろんな種類と色があることも、
数年前の私はまったく知らなかった。”

“写真はシャッターを押せば撮れる本当に簡単なもので、
だけど、季節も天気も時間帯も光もそこに流れる空気も、相手の気持ちも自分の気持ちも、
ありとあらゆるものが詰まってその瞬間にしかない1枚になる。”

そんな岩倉さんの言葉が、写真に詰まってあらわれている。すごい。

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2020年09月24日

Posted by ブクログ

―全ての大人になった人たちへ―

今はもう失われた(かもしれない)
あの日々の 再録のような 

もう戻れない だから残したものが
どうか 永遠になるように

春
桜は泣いている
光の中で
微笑むように
青空に包まれて
シャボン玉のように散りながら
弾けたら あなたの記憶の中で
思い出となって 咲く

夏
圧倒的な光を散りばめた中で
水滴が涼しくて スイカが美味しい
蝉の鳴き声が聞こえる
水の中で光が揺れる
髪についた水滴が 地面に染みを作る
団扇 風鈴 花火と金魚
暑さで光が解けて 夕日が崩れ落ちてくる
リンゴ飴とラムネ
汗と、甘さが解けて 星のような美しさを残す

秋
星を象ったような
銀杏が金色を散らして降り積もる
あの夏の日々が こうして落ちていく

夏の余韻 増していく星の輝き
色づいていく秋は紅に燃えて揺れる
光が柔らかく 雨が冷たく
夕日が静かに 涼しさの中に寂しさを連れてくる

あの日弾けたシャボン玉は空の中に

冬
溶けていったあの日々は 雪になってもう一度
寒さが増して 冷たく美しく
日々は降り積もった雪道のように
しんしんと続く
光は鋭く 色は淡く 雪が白く
すべては美しさの中で佇む

あの日の約束
満点の星空

雪は美しい
桜は儚い
あの日々は すべて 愛しい


零れ落ちたもの
見逃したもの
すべてそのフィルムの中で 永遠となって息づく

あなたの 心の中で

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2019年03月19日

Posted by ブクログ

ふと、思い出したかのように再び手に取って読み直しなくなる本。
キラキラ コントラストの激しめの写真や、彩度落としたノスタルジックな写真は よくあるけど、岩倉さんの写真は どちらも含まれていて そしてそれが過度過ぎなくて とても心地いい
あまり特別すぎない日々の写真で、それが とても愛おしくなる

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2022年02月06日

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