【感想・ネタバレ】アパレル・サバイバルのレビュー

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Posted by ブクログ


本書よりも後にコロナによりアパレルは大きな影響を受けていますが、本書で紹介されている海外のブランドはある種対応力のあるビジネスモデルを構築しており、その強みが理解できました。

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2023年02月25日

Posted by ブクログ

日本のアパレル業界は10年に一度程度のサイクル
で、大きな変革が発生していると言われます。

古くはDCブランドやファストファッションの台頭
グローバル企業の進出などです。

そして現在はネットショップの隆盛といったとこ
ろでしょうか。

その間、主役はコロコロ入れ変わっていますが、
この変化はまだまだこれからも続くと著者は分析
します。

過去の変遷から次世代の主役へと共通するのは、
「いかに消費者の購買時のストレスを軽減させる
か」です。

確かに服を買うのって結構面倒ですよね。
店舗へ行って、選んで、試着して、家に持って
帰るという一連の流れが一回で成立すればまだ
良い方ですね。

好みの品が無かったり、サイズが合わなかったり
在庫が無かったりすると無駄足になります。

これらのストレスを軽減したのが現代の勝ち組
企業です。納得しますよね。

さらに次世代は、さらなる消費者のストレスを
無くすだろうと予測します。

例えば手持ちの服を管理して、似たような服の
カブりを無くすなどのサービスと一緒に服を売
る企業の出現などです。

アパレル業界だけではないです。消費者が「モノ
を買う」時の悩み、ストレスをどれだけ軽減でき
るかが、次世代のビジネスのキーポイントになり
ます。

そのヒントが満載の一冊です。

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2020年12月29日

Posted by ブクログ

「アパレルのこの先10年の流れを知る」をテーマに読んでみた。

【10年後のファッション消費の未来】
・パーソナライズ
・多品種少量生産
・新品を買った人がその服を手放す時、第三者に価値を伝えやすいブランドが今後生き残っていく時代が来る

【メモ】
・コミュニティ作り(コト実践)で購買に繋げる
・クリック&コレクトのお渡し時の差別化 VIP待遇
・店舗受け取りサービスのメリットは安さ+時短+利便性
・中古のクオリティが上がっている
・中古市場が活性化したことでクリーニング産業も活性化(良い状態だと高く売れる)
手放すことを前提とした買い物(かつ、手放すときに高く売れるもの)
・オンラインで欲しい服を決め、オフラインで試着する(最終の意思決定をする場所として使う)
・オフプライスストアのシェア率15%が物語る消費者の購買欲求

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2019年08月09日

Posted by ブクログ

「デジタル資本主義」で分析されていた生産者余剰が成長を作り出す世界から消費者余剰が経済を回す時代へのシフトの実例集でした。20代の同僚の女性からサブスクリプションで洋服を届けてもらっている話を聞いて、そういうサービスが当たり前のことになっているのだ、としみじみしていた直後だったので、その変化を引き起こす産業構造の変化を本書に丁寧に説明してもらった気分です。アパレル・サバイバルという書名ですが、この潮流は「腐らない商品」すべてに当てはまるはずです。いや、同僚の女性は服だけじゃなく、花も定額制で届けてもらっているという話をしていたので「腐る商品」も対象か…。「流通革命が起こる舞台は、これまでのような企業が商品をつくって届ける、顧客との接点である店舗の店頭ではなく、顧客のファッションスタイル環境全般に及ぶ」(P207)という指摘にアンダーラインを引きました。顧客のクローゼットの最適化という視点を持たなければ生き残れない時代、これもう始まっています。

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2019年05月26日

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ネタバレ

『アパレルの過去』
✅10年ごとに流通確信が起こっている。
1960年代は百貨店が、駅前の集客力のある好立地にて、上質で豊富な品揃えを売りにして人気を博した。そして1970年代は、総合量販店が『低価格化』を武器に拡大したが、1980年代後半からカテゴリーキラーと呼ばれる専門量販店が大量仕入れ・ローコストオペレーションにより価格破壊を起こし、デフレ下にある消費者に見事に刺さり、拡大した。その後、1990年代後半はSPAが低価格で高品質を可能にし、2000年代後半にはトレンドを低価格で提供するファストファッションが人気を博した。

『アパレルの現在』
✅ベーシックカジュアルSPA(ユニクロなど)やファストファッションSPA(ZARAなど)の価格を下回る、『さらなる低価格化』の流れ。

・プライマークなどのディスカウントストアタイプのSPA。
・オンライン専業でトレンド商品をH &Mよりも安く販売するウルトラファストファッション。
・メーカーや小売店の過剰在庫をキャッシュで大量に買取、低価格で販売するオフプライスストア。

✅チェーンストアのEC販売とクリック&コレクト(オンライン注文、店舗受け取り)の拡大

✅外面だけでなく、内面の美を追求するランジェリーやスキンケアにフォーカスしたアパレルチェーンストアの拡大

✅店舗で体験価値を提供する業態の躍進。
・ヨガとランニングをテーマにしたルルレモンは、ランニング教室やヨガ教室を開いて体験価値を与え、ファンにし、LTVを上げていく。

✅2次流通(CtoC)の活性化

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2021年06月09日

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エシカルファッションの本ばかり読んでいたけれど、この本は日経新聞社から出ていて、経済的な視点から書かれた本で、大変参考になりました。
ファッションが元々好きで、経済性が大切と思っている方々でも、だんだんとエシカルに近づいているところがあると感じました。

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2021年05月12日

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ファッション消費やビジネス構造と課題が整理されていて、将来のファッション消費の予測がわかりやすくいい本だと考えます。

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2021年05月09日

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競争がし烈なアパレル業界で今何が起こっているか、どのような未来が訪れるのか占う一冊。私たちの身近にある衣類は季節商品であるがゆえに、シーズンを過ぎるとバーゲンセールを頻発し、それでも売れ残る大量の商品は廃棄処分されてしまう。
それもこれも作りすぎが原因で、デジタル化によって、大量生産から適量生産への流れはますます加速すると思う。
本書では、最新のテクノロジーを使った数々の事例が紹介されているが、欧米の成功企業は、顧客の体験・ストレス解消のためにデジタル化を取り入れている一方、日本では、セルフレジのように従業員の負担軽減、生産性向上ファーストになっている。
これからの時代、いかに顧客満足度を上げるか、顧客ファーストでデジタル化に取り組まない企業は時代の波に取り残される、それはどの業界にも通じる話だと思った。

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2021年03月24日

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色んなサービス事例紹介されててよくまとまってた。服の購買だけでなく、その後の保管や二次流通や再活用とかのフローも、テクノロジーでつないでシームレスになってくってのが腹落ち。

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2020年03月30日

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アパレル業界のビジネスが非常にわかりやすくまとめられた本。参入障壁が低く、収益の変動が大きくて当該セクターが低バリューで評価されている理由が納得。

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2020年01月20日

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あっという間に読めてしまうが、内容は面白い。流通ってどんどん変わっているんだなと時間できる。色んな事の変革は今も現在進行中。新しく取組む知恵と勇気が世界を変えていく。アパレルの世界の変化が実感出来た。周りもそれに合わせて変わっていくのだろう。じっと止まってはいけないのかな?

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2019年10月29日

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アパレル業界の現状と今後の展望を書いた本
個人的にもファッションを取り巻く環境が、テクノロジーでさらに進化すると思うし
この本に書かれてある内容は非常に腑に落ちるものが多かったので
評価としては高い
一方で、この本に書かれている内容以外の部分に
更にファッションの進化があるはずでもあるので
参考程度に留めようと考えている
業界の中を知るには良い本

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2019年07月23日

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誰もが身近に接しているアパレル業界の過去、現在、未来を具体的で分かりやすく書いてある。

①シングルチャネル
②マルチチャネル
③クロスチャネル
④オムニチャネル
日本は①②あたり、アメリカイギリスは④まで行っている。便利になってきた。エコ化も進んできた。

ファッションは10年周期で変わる。この実感は正しいんだな。
2年前の流行予測に始まり、1年前のトレンド予測、1年前のが素材選定、半年前のコレクション提案から、アパレル商品が店頭に並ぶ。たった8週間のシーズン定価販売期間の為に1年がかりで準備し、4〜6ヶ月前に予測を立てた上で商品を用意しなければならないのがファッションビジネスのリスク。

いかにシーズンを通して値下げ額を極力抑えて粗利益を多く残し、いかにうまく売り切ってシーズン末に在庫をできるだけ残さずに終えるかで損益が決まる。
それ故にアパレルビジネスは参入障壁が低く、始めるのは容易だが競合が激しい上にリスクが大きく、博打的な要素が多いビジネスであると言われる。

原料を糸にしてその糸を編んだり織ったりして生地にする工程が1番時間がかかり、最短でも2か月かかる。生地さえあれば1か月もあれば完成品が作れる。

死に筋商品とは
無計画に作り過ぎ、売れ筋商品を深追いし過ぎ過剰に追加発注、売れない色の商品。
「色つけ」が在庫のリスクを増やす。色のない布なら、可能性が無限大だから。

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2019年07月22日

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日本のアパレル業界が10年遅れている、と言われるのって、
理由はシンプルで、日本人の価値観が10年遅れているから。

グローバリゼーションに対応したユニクロ。
デジタルネイティブの課題を解決したzozo。
シェアエコ時代に対応したメルカリ。

次の時代は何か?
イギリスの事例を元に記載されていた
ルトラファストの流れがおもしろい。
トレンドから速攻でデザインを考え
ハイパースピードで地産地消での商品化。
発案から、2-3週間で商品化は、はやい。

サスティナブルの方向にファッションが
行き着く未来はもう少し先なのかなぁと思いつつ、
ウルトラファストも一歩進んだなぁと感じた。

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2019年04月30日

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20年ぶりにアパレルの仕事に関わることになったので、今置かれている業界の状況を理解するため読みました。
コロナ禍もあり、生産計画もサプライチェーンが崩れてしまっている現在、作り方そのものをしっかり見直せるチャンスととらえられるか、自分なりに考えてみたいと思いました。

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2022年02月19日

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ネタバレ

アパレルの世界をわかりやすく解説。
流行色を決めて、それが店頭に並ぶ流れなど
興味深い。
執筆されたのが2019年、
そこからさらにD2Cブランドなどが
跋扈する今日現在。
流行とともにアパレル業界の進化も
めまぐるしく移り変わる。
続編希望です。

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2022年02月08日

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未来やデジタル化、OMOを見据えていかなければいけない。「なぜなら」の部分が学べて良かった。
事例も豊富でまとまっており、わかりやすい。

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2021年04月04日

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まさにアパレル業界はサバイバル!

国内外、過去未来の業界動向を短時間でインプットするのに最適な一冊。

今までの流通形態に依存している企業は、当然もう生き残れない時代に。

"ファッションのお困りごとの解決"にフォーカスできたサービス(アパレル企業とは限らない)だけが勝ち残れる

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2021年02月23日

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アパレルの未来について書かれた本。
基本的に先行きは暗い。
自宅や巣篭もりが増え、ファッションの価値が相対的に下がって来ている昨今、可処分所得をアパレルにどうやって再起させるか?
テクノロジーの可能性について触れられている。

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2021年02月17日

Posted by ブクログ

構成の切り方からはなかなか全体像が理解しずらいが、「未来の持続可能なクローゼットの循環」という観点はとても面白く、アパレル業界以外へのアナロジーも使えそうだなと感じた。

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2020年09月07日

Posted by ブクログ

全く土地勘のないアパレルの本をピックしてみた。消費者のペインポイントが購入、保有、コーディネート、保管、売却等のあらゆるポイントで解消される未来が近いということを知った。

私自身はまだまだ店舗での購入が多く、頭でコーディネートを考えて保管は全てクローゼット、着古した服をメルカリで売ることもないのだが、よりスマートにツールを使いこなしていこうと思った。

新しく知った内容が多かったものの、纏め方が網羅的ではなく、筆者の思いによる内容の偏りが一部見られたため点数は3点。

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2020年07月14日

Posted by ブクログ

アパレル業界の変遷、バリューチェーンを構造的に分析し、かつ将来可能性のあるスタートアップについて紹介している一冊。
前半は読み応えあり。業界分析の箇所は知らないことも多く、切り口も勉強になった。個人的にはスタートアップ紹介以降の部分をもっと読みたかった。業界の課題に対し、どのように新たな取り組みが打ち手となりうるか、今後の方向性がどのようになるのか、提言がほしかった。

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2019年12月23日

Posted by ブクログ

<目次>
プロローグ パラダイムシフトでチャンスをつかめ
1ファッション流通革新は10年周期で起こる
2欧米では今、何が起っているのか?
3次の流通革新を考える
4インターネットが変えたショッピングの常識と残された課題
5テクノロジーの進化を享受するのは誰か
6サスティナブルなファッション消費とは?
エピローグ 消費者が主役となる世界

GWの課題図書。
この著者の、ユニクロVSザラ、は良かったけど、これは凡庸。
アパレル専門商社で自分が働いているため、業界のことを多少は知っているからか。またはこの本が消費者にどのように服を届けるか?が主な話で、どのように生産するかが書いてないから、言うだけ感が強いと感じるのかもしれない。
過去、自分の販売先は、問屋⇒アパレル⇒GMS⇒小売チェーン、と移ってきた。
いつも、問う。売り場は、どこにあるのか。

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2019年09月16日

Posted by ブクログ

グローバル化・IT化がアパレルにもたらした変革、最新事例、今後の方向性について、近年の業界の変遷も踏まえて書かれた本。口コミで存在を知り一読。『AI流通革命3.0』でも印象に残ったが、他業種ながらITが与える変革の大きさには驚くばかり。

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2019年08月17日

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