【感想・ネタバレ】恋愛依存症のボクが社畜になって見つけた人生の泳ぎ方のレビュー

あらすじ

世の中にあふれる「行動せよ」という言葉にうんざりしていた。
偉人ではないこの人の話なら聞きたいと思えた。
――村上健志(お笑い芸人/フルーツポンチ)

同じ茨城県牛久市出身者として共感多い。
但し、全く共感できない部分も多い(笑)。
――守安功(株式会社ディー・エヌ・エー 代表取締役社長兼CEO)

裏街道を歩んできたIT界の変態かつ天才が
ついにこの本でバレてしまう!
――小澤隆生(ヤフー株式会社 常務執行役員)


各界から反響続々!
第2回カタリエ大賞を受賞したリアル人生録、堂々の書籍化!

黎明期のソフトバンクで孫正義社長の洗礼を受け、
やがて自ら起業した男がたどり着いた地獄とは――。
ある「社畜男」の人生顛末記。


「オマエら、ホンキでやってるのか! オレはホンキなんだよ!」

孫正義社長はホワイトボード用の黒板消しを壁に思いっきり投げつけた。ガラス張りの会議室が一瞬で凍りつき、床に転がった黒板消しは小刻みに震えていた。人がカンカンに怒って紅潮する顔を見ることも初めてだった。昭和の学園ドラマのワンシーンにタイムスリップでもしたような気分だった──。
(プロローグより)


発行:ヨシモトブックス
発売:ワニブックス

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Posted by ブクログ

「恋愛依存症」と銘打っているが恋愛書ではなく「社畜」多めのビジネス書として面白い。ブラック労働環境で繰り広げられる、いまではアウト(当時だってアウトだが)の日々ギリギリの権謀術数の闘い。著者は自身を無能のように語っているが数々の処世やその後の経歴を拝見するとやはり相当優秀なのだろう。癖のある文章、特に恋愛の部分、は読む人を選び、似たような経験をした人は苦笑もしくは胃が痛くなろうが、自分の苦労はまだまだ甘いと痛感させてくれる一冊。

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2023年06月28日

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