【感想・ネタバレ】種の起源のレビュー

あらすじ

26歳のユ・ジンは目覚めると、自宅で母の死体を発見した。時々記憶障害が起こる彼は前夜のことを何も覚えていない。事件、そして自分と家族の間の真実を明らかにするため、3日間の激しい捜索が始まる。心と記憶の謎、母子の関係を探求するサイコ・スリラー!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

一人の人間の中に芽生える悪。それが育ったあとの狂気。人を殺しながらもどこか現実感の薄いこと。淡々と実行しているような感情の動き。静けさの中にある意識と無意識を行ったり来たりするような心。誰にでも悪の種はあるのか。記憶の奥深くに沈んでいた本当のこと。日常の中に存在して身近にあるような怖さを感じた。韓国ミステリーがこれからもどんどん読めるようになると嬉しい。

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2019年03月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サイコパスの内面を主観で描くというやり方は、貴志祐介さんの『悪の教典』に近い感じですね。
しかし、こちらの方が、なぜこんな「怪物」が生まれたのか、という部分を掘り下げて描いているので、読んだ後の後味の悪さは少ないかもしれません。
ヘジンは可哀そうだけど。

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2020年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

韓国ミステリ?
初めてなんだけどどうだろう、と手に取ったら、最上位のサイコパスを一人称で味わえるというすごい趣向のエンタメでした。
最近のミステリは犯人がサイコパスばっかりで食傷気味…とか言ってたら、これならどうだ‼︎とバーンとやられた感があります。
読むのを止められませんでした。

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2019年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母の日記以外はユジン(主人公)目線で進んでいく。解説にもあるように、内側から主人公の気持ちを知り、行動を共にしていく。共感できないからとても怖い。すべて誤解だったというどんでん返しはないかと次々読み進める。だが読めば読むほど絶望的。その絶望的な最悪具合がただただシビアで、そのことを淡々と語る主人公に戦慄がはしる。
そういう意味でサイコホラーである。

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2019年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

血の臭いで目覚めるとそこには母の死体があり…というサイコサスペンス。

舞台はほぼずっと家とその周辺だけで、登場人物も身内だけ。
目覚めたとき前夜の記憶がなく、なぜこんなことになってしまったのか過去を振り返りながら徐々に真相が明らかになっていく…というような展開。

もっとアッといわせる展開かと思っていたけど、序盤からこうなるのでは?と想定していた展開とラストだったのでちょっと肩透かしをくらったような気にはなった。
部分部分で手に汗握る展開にはなるけどすこし薄かったように思う。

派手なハラハラドキドキを求めるている人より、サイコパスの思考に添って淡々と読み進めるのが好きな人に向いてる話かも。
最後のあたりは『太陽がいっぱい』をなんとなく思い出した。

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2022年03月01日

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ネタバレ

ミステリーの中にサスペンス要素が入った感じの内容かな…?最初は冤罪をはらす内容かと思いきや、主人公のサイコパスなところが現れていって怖かった。ページをめくるたびにゾクゾクする感じ。本で体験できる醍醐味!ただ表現がまわりくどいから前半で心折れそうになった…笑 

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2021年12月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ある朝、ユジンは血の匂いで目覚める。また発作が起きたのか。気がつけば、血塗れの自分と母の遺体。昨晩、一体なにがあったのか。発作により記憶をなくすことがあるユジンは、真実にたどり着けるのか。

いつだかの七福神で紹介されていたもの。目覚めしサイコパスといいますか、なんと言いますか。
ちょっとメメント風でもあり、なかなか映像向きな感じもしました。と思ったら、漫画化されているみたいです。

全体としては、記憶が甦るにつれ、自分の異常性に自覚的になって行く感じが面白くもあり、残酷でもあり。
ヘジンに対する特別な感情を随所にのぞかせつつも、どっちをとるかって言ったら当然自分だよね!ってためらいないとことか、完全にサイコパスとして覚醒してて、うーん、恐るべし、てなりました。

なお、伯母さんに「ユミン」て言われたところだけがよくわからなかったんですが、「ユミンを殺したのもあんただったのね」ですかね。

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2020年02月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

怖いと評判だったので読んでみたけど怖くない…( ´_ゝ`)
まわりくどい情景描写に途中眠ってしまった。。
幼い頃にすでにサイコパスと診断されてしまっていることに違和感。
韓国作家は初めてだけと、まぁまぁといった感じ。

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2019年03月26日

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