あらすじ
「あの日、ただ泣くことしかできなかった」２４歳で乳がん発覚。日本テレビで報道記者・キャスターを続けながら、がん患者と支える人たちのための施設「マギーズ東京」を設立。がんになって１０年の時を経て考える、生き方、社会、仕事、恋愛、結婚、夢について。
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Posted by ブクログ
若くして乳がんになった女性
美穂さんの考え方とかアクティブなところとかが本当に凄いなって思ったし、文章からもキラキラしてるのが伝わってきた。
ボーナスタイムの人生、死んでは何も持っていけない、何を残すか、今を漠然と過ごせなくなる
心に残った。定期的に読むと良さそうな本
Posted by ブクログ
2019/04/24リクエスト
闘病記、とても心に響くものとそうでないものがあるのは。何が違うんだろう…
彼女は、辛さをはっきり言葉にはしていないのかもしれない。
素晴らしい書籍に感謝
若くして乳癌に罹患された１０年間の記録を１冊に記された内容は、同じ病の私には思い知らされることばかりでした。辛い治療の1つひとつに心の中でお互いにしんどかったね、と重ね合わせ、著者はその後仕事にも復帰してその上に精力的に患者たちの立場に寄り添う姿勢、そして理解ある伴侶に出会い仕事を辞めてまでほぼボランティア活動となるものを立ち上げたその精神力は一体どこから湧いたものなのか、感動と共に感謝の思いでした。
著者の倍も年上の私、手術から半年ほどしか経っておらず治療中でもあります。そんな中でこの本のことを知りました。私は達の悪い癌のため標準治療の他には手立てがない状態、著者同様再発転移を一番に恐れていますが、今は不安に駆られるだけでは精神衛生上マイナスになるだけと思い直し、著者から生きる力を貰った思いです。まもなく世界一周旅行のようで是非楽しんできて下さい。
Posted by ブクログ
・人生は予定調和では進まないもの。だからこそ面白い。
・その時その時目の前に来たものにがむしゃらに取り組もう。そうすればきっと誰かが見ていて何かに繋がる。
・やりたいことを積極的に想像しよう。次にそれがどうやったら実現できるか考えよう。やりたいことをやっている先輩、やろうとしている仲間に見える人がいたら会いに行こう。
・目の前のことばかり考えると疲れる時もある。定期的に自分の人生の最後がどのようなものであれば嬉しいか目をつぶって想像することも大事。大事の基準はアップデートされるべきもの。過去にこだわらず柔軟に考えよう。
Posted by ブクログ
美穂さんの闘病記というよりは、
自分も美穂さんに負けないくらい頑張らないと！！！と背中を押してくれる本だった。
記者で、乳がん患者で、マギーズの代表で、女性で、妻で。
沢山のことを乗り越えて、乗り越えて、、
たどり着いた今の彼女はとっても幸せそう。
私も美穂さんの生き方を見習いたいと思った。
人生、生きていてこんな時間なんてなんの役にも立たないじゃないかと思う瞬間は多々あるけど、やっぱり全てがつながって今の自分が出来上がってるんだと思う。
「もしすべてのことに意味があるなら」
の続きは、
自分次第でいくらでも幸せになれる、
だと思う。
言い訳はきかない。
人生一度きり。
自分が動くか、動かないかだけ。
そして事実をどう考えるか。
生きていく上で大切にしたい一冊。
Posted by ブクログ
もしすべてのことに意味があるなら
人の本当の優しさに触れられる。
あと何ヶ月生きられるのか、はっきり教えて欲しい。
吉本賢隆（まさたか）先生
お母さんが赤ちゃんを抱っこしている写真がたくさん貼られたコルクボードを持ってきてきた。「このお母さんたちは全員、僕が診た、若くして乳がんになった患者さんたち。治療して、結婚もして、赤ちゃんを授かっているんだよ。僕は、患者さんに赤ちゃんが産まれた時に一緒に来てもらって、写真を撮るのが好きなんだ。だから鈴木さんも、『がんでいつ死ぬんですか』なんて言わないで。きちんと治療して、結婚をして、子供を産んで、会いに来てよね。がんになったからって幸せになることをあきらめなくていいんだよ。そして、それまで一緒に寄り添うのが主治医なんだから」
両親への圧倒的な感謝
精神科医キューブラーロスの死の受容過程
ーーー
第1段階 否認と孤立 denial&isolation
第2段階 怒り anger
第3段階 取引 bargaining
第4段階 抑鬱 depression
第5段階 受容 acceptance
彼を知り己を知れば百戦殆うからず
孫子の格言
標準治療は基礎研究と臨床試験を経て、最良の効果を生むことが証明された治療のこと。
枯れた技術に近い印象。
玉石混交の情報があるインターネットの在り方を考える。命に直結する場合は特に。
小さな違和感も残さない方がいい
失ったものを憂うより、あるものを見てはすさ大切に
神様は乗り越えられない試練は与えない
→ 新約聖書のコリント人への手紙第一第10章13節
人生の4つの坂
上り坂、下り坂、まさか、まっさかさま
使命、納得感
いなかもち（かちもない）
・書いた人は誰か？
・違う情報と比べたか？
・元ネタ（根拠）は何か？
・何のために書かれたか？
・いつの情報か？
緩和ケアというものがある。
セカンドオピニオンで納得感を得る。
曽我さんのような先輩、めぐ姉のような同士に救われた経験
STAND UPの創刊
若年性がん患者のための情報マガジン
10人のストーリー
顔出しかつ実名の体験談
最も大切なことは、死の恐怖の中にあっても、生きる喜びを失わないこと
マギー・K・ジェンクス
シェアード・ディシジョン・メイキング
医師と患者と選択肢を共有し、ともに治療の意思決定を行っていく概念
会いたいと思う人がいたら、会いに行く。なにかを始めたいと思ったら、第一人者に話を聞きに行く。
クラウドファンディングによる資金調達
あたたかな空気が流れていて、そこにいるだけで、優しさに包み込まれている感覚。
ベイビーステップ
赤ちゃんのような小さな一歩一歩
2016年10月10日にマギーズ東京オープン
がんの告知を受けたりした日を新たな自分が生まれたセカンドバースデーと呼ぶことがある。
右胸の大きな傷が、日々のアラートにもなっている。気が引き締まる思い。
ない前提で生きるようになったら、意外と慣れ、馴染んでいくもの。
愛を感じ、命があるありがたさを日々実感している。
みんながより幸せに生きられる日本発の取り組みを考えていきたい。
乳がんの正しい知識を広めるピンクリボンキャンペーン。
キャンサーギフトという言葉。
一度目をつぶって『自身の終わり』を想像してみる。死ぬ時には何も持っていけないということに気づき。
この世の中になにかを 『残す』ことだけ。
余命1ヶ月の花嫁
誰かに感動を与えるものであっても、別の誰かを傷つけるかもしれないものだと痛感した。
