【感想・ネタバレ】【電子限定おまけ付き】 臆病ウサギのお嫁入り 【イラスト付き】のレビュー

石原ひな子 / 古澤エノ

【イラスト付き】半獣人と動物たちが共存する世界――。貧しい島国・ウォルトリアから、未知の大国・ルズガルト王国へ貢物として贈られることになったウサギ耳の少年・ミミは、獰猛な大型獣が闊歩すると伝えられるルズガルトで、生贄として食べられると思っていた。ところが、ミミを迎えたのは故郷とはまったく違う豊かな街と煌びやかな王宮の人々。そこで“神官”といわれる青年・レクシュアに引き合わされ、彼の館でルズガルトのしきたりを学ぶことに。実はそこは、ウォルトリアの客人を貴族たちの花嫁として送り出すための場所で…!?電子限定書き下ろしSSを収録!!

[みずたまーち · ★★★★☆]

ミミちゃん、かわいい

餌として送り出されたと思っていた異国で、
思っていた以上に大切にされ、運命の人と出会うお話。
ストーリー展開自体は正直いって
先が読める展開だったものの、
臆病なウサギのミミちゃんが自分の気持ちに正直なところが好き。
好きなときは好き、と伝えるし
触って欲しいとき、離れたくないときもたてゃんと伝えるのでうれしい。
みんな幸せなお話でした。

[ブクログ · ★★★★☆]

貢物として船に乗せられたミミ。自分が行く国は怖いところ。とずっと教えられてきたのであれば、最初の怯えきった感じは仕方がないと思う。それがデマで、大切にされるのは本当に良かった。
ミミもレクシュアも最初からお互いが特別だと思っていたように見えたけれど、職務への責任感がありすぎるレクシュアは自分の気持ちを認めようとしない。レクシュアと一緒でなければミミは幸せになれないのに。と、焦れったくなった。