あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
「駄カメラ」とは中古カメラ店やネットオークションなどで3000円以内で購入できるフィルムカメラのこと。カメラの価格としては駄菓子感覚で手に入るのに、十分にフィルムカメラの世界を楽しめることから名付けられた。本書では、カメラ機能や写りが優れている名・駄カメラを基本に、時々「こんな機能いるの?」と疑問に思いつつも、どこか面白い「迷」駄カメラもあわせて紹介する。著者は役者・タレントで駄カメラ協会会長の石井正則さん。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
駄カメラを集めた本。
そもそも「駄カメラ」とはなんぞや?というところから説
明しておかねばなるまい。著者曰く、「(オークション等
で)駄菓子感覚の3,000円以下で購入した中古のフィルム
カメラ」というのがその定義。いやぁ、興味深い(^^;)。
コレに近いことを僕もかつてやっていた。
僕の場合、とにかく数十台をまとめて売る「ジャンクボッ
クス」に手を出した。もちろん動作確認など取れていなく、
動けばラッキーなカメラが10〜50台入っている謎の箱(^^;)。
安ければ2,000円、高くても10,000円前後。ジャンクと
言いつつも、おおよそ7割が稼働品な場合が多い。しかし、
20台のうち12台がAPSカメラだったりしたから、ガッカ
リ感も凄いのだけど(^^;)。
しかし、そんなジャンクボックスの中からCONTAX・T2
とか、Canon オートボーイスーパー、FUJIFILM・TIARA
などを手に入れたりしちゃったのだから、ジャンクボック
スにすっかりハマった。今も何十台もフィルムカメラを所
持しているが、半分以上はジャンクボックスサルベージ製
品だったりする。
この本で紹介されている駄カメラは、1台あたり3,000円
以下が目安。僕のように「何が入っているか解らない」
商品ではなく、ピンポイントで狙って購入したらしい。驚
いたことに、ここで紹介されている25台の中で、僕が所持
しているカメラは1台も無い。そうなると、なんかメラメラ
来ちゃうんだよなぁ、収集欲が(^^;)。まぁ、自制しなきゃ
な、この感情は。
ちなみに著者の石井正則とは、アリtoキリギリス・・・という
か、古畑任三郎で西園寺くんを演じたあの人。ケイブンシャ
の大百科シリーズと全く同じ見た目といい、各機種レビュー
での面白おかしくも真面目な文体といい、この人のアイデア
力はもの凄い。フィルムカメラ書籍としてはもちろん最高だ
が、読み物として退屈しないことも保証しときましょう。
第二弾に期待。
僕の経験(^^;)から言えば、まだまだネタはヤマほどある筈
だから♪