あらすじ
「今は昔と違って死が身近でなく、経験値がありません。親しい人の死に接することで積めたはずの経験がありませんから、あらかじめ少し学んでおく必要があります。」――死の間際、人の体と心はどう変わるのか? 自宅での看取りに必要なことは? 現役看護師の女性僧侶が語る、平穏で幸福な在宅死を迎える方法と、残される家族に必要な心の準備。
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Posted by ブクログ
ご主人を自宅で看取り、その後仏門に入り修行し、その知識を生かして看護師として再度看護師の仕事をされている。
最初に、亡くなる前にどんなことが起きるかが書かれており、核家族化の上、病院で亡くなることが普通になってきた現在、人が亡くなるときにどんなことが起きるのか知らない人は多いと思うので、必ずしもすべてには当てはまらないのは承知の上で知っておくことはいざというときにためになると思った。
次に著者が僧侶になった理由、死にゆく人への向き合い方、最後に生きていく人への寄り添い方が書かれている。
臨床宗教師としてどうあるべきかや台湾の臨床宗教師との違いなども書かれている。
どう生きたいか、どのように死にたいかはこれからもっと考える時代が来るのかもしれない。
Posted by ブクログ
死のケアはついつい避けたくなる事柄だがいつかは直面しなければならないこと。
それは自分自身の死、ということかもしれないし近親者の̪死という事かもしれない。
著者はスピリチュアルなケアをしながら、本人と本人の死、そのあとの家族のグリーフケアまで担当する。これからの多死社会には必須の人だ。
「アドバイスをせず、ひたすら相手の話を聞くこと」
「ピンピンコロリも良いけれどそれは近しい人にお別れをする時間もないということ」
など現場を踏んだ方でなければわからないことが多数盛り込まれていた。
治療をして延命する人も、上手くいかず寿命を縮めるように亡くなる人もいる。「それを含めて天命、上の人のご意思」と。
よく死ぬことはよく生きることが前提、というのもうなずけた。