あらすじ
セックスレス、不倫、セクハラ、そして世界的なうねりを見せる#MeToo運動。誰しも何らか抱える性に関する問題が、識者のコメント、対談、インタビュー、一般読者投稿から赤裸々に語られる。新規取材の村山由佳さんと酒井順子さんの対談の他、上野千鶴子さん、宋美玄さん、こだまさん、はあちゅうさん、伊藤詩織さん、紗倉まなさんなど各界著名人が登場。朝日新聞夕刊連載中の人気記事、待望の書籍化。 【目次】はじめに/第1章 セックス/第2章 不倫/第3章 女の性意識/第4章 セクハラ/第5章 「したい人」「したくない人」~日本の女のセックス事情、百年前から現代まで 特別対談 酒井順子氏(エッセイスト)×村山由佳氏(作家)/おわりに
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Posted by ブクログ
いくつになっても性の話は難しい。個人差の大きさと、根源性と、相手がいて成り立つはなしであることと。ある程度お互いにその気にならないと、相性を確かめるわけにもいかないところがなかなか難題。時間がたつと変わるし。育てることと関わる部分が大きいのに日常的にはコミュニケーションだし。
Posted by ブクログ
こうした題材の本があることが素晴らしい。
大事なのはやはり
思ってることはちゃんと言うということだろう。
笑って流さない。
嫌なものは嫌。
理不尽なものは理不尽。
して欲しいことはして欲しい。
変な嘘をつくことをやめていくことが
少しずつ社会をよくしていく。
Posted by ブクログ
男性週刊誌でもなく、女性月刊誌でもない、全国紙の新聞社が真っ正面から取り組む性の問題、というだけで本書の価値がある。
どちらか一方の性からのみの視点ではなく、フラットに老若男女(あまり若い世代はいないかもしれないけど)の声が聞ける。
そして、新聞のこういった企画に意見を述べてくれる人たちは、基本的に真面目で、相手の言うことに耳を傾けようとする姿勢が感じられる。
茶化したり、無視したりしがちな性の問題は、ケースバイケースだったり答えがなかったりするが、みんなで真面目に考える場をつくっていくことが大切なのだ。
Posted by ブクログ
さまざまな年代の方の性の悩みを知れた。
新聞という媒体で投稿された物なので
重みがあった気がする。
レスの原因や心理などは
なかなか相談したり話したりはできないので
本で読めるのはとても嬉しかった。
Posted by ブクログ
セックス/性を巡って、夫婦関係・人間関係を深く多面的に考えられて非常に良かった。
一点だけ、女性向けAVは、画期的だけど持ち上げすぎでは。男性向けにも「物語」はあるし、女性向けアダルトサイトもそこまで配慮されてるとは言えないと思うので。
Posted by ブクログ
朝日の夕刊で連載されていたのが書籍化になったものということで。
セックス・不倫・セクハラなど性に関する様々な人の赤裸々な投稿や著名人の意見、村山由香と酒井順子の対談など盛りだくさんでした。
最後の対談まで読んで感じたのは、女の自立ってやっぱり大事だなってこと。
セックスでも不倫でも嫌な思いするなら離婚すればいいじゃんって思ったりするけど、経済的に自立できなければすぐに出ていくって選択肢をとれない。だから無理してでも結婚生活を続けていくしかないという女性も多いのだと思う。
もう一つ感じたのは、人権の話。男性とか女性とかいう前にみんな一人の人間ってことを忘れすぎ。人としてどうなのって思うことはやっちゃだめでしょ。お互いに相手の気持ちを考えて大切にするって、性に関することだけじゃなく、誰かと生きてく私たちにとって必要なことだと思う。
と頭ではわかっているんだけどな。
個人的に紗倉まなさんの意見がいいなって思いました。
Posted by ブクログ
朝日新聞夕刊のコーナー総集編。なかなか踏み込めない性の話題がたっぷり盛り込まれて、読み応えありました。いろんな考えの人がいるんだなあ。ハラスメントの話題を読むにつけ、相手への思いやりが大事だ、としみじみ感じました。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて(?)読んでみた。朝日新聞の性をめぐる女性の悩みやタブーについてにの連載をまとめたもの。「みんな“エロ”に悩んでる!語られなかった“女たちの性の本音”がここに」とあるが、いわゆる「下ネタ」であっても、そんなにエロい内容ではない。新聞社らしく、いたって真面目な本です。