【感想・ネタバレ】お弁当にはハートを添えてのレビュー

今井茶環 / 天路ゆうつづ

料理上手な律は高校時代、女友達の彩に頼まれて彼氏に渡すための弁当を三年間作ってあげていた。
十年経ち、彩から結婚すると聞いた数日後、律が経営するカフェにその彼氏が来た。
写真でしか見たことのなかった彼、久遠はとんでもなく口が悪く、律は彩の男の趣味を疑ってしまいそうになる。
けれど、一瞬笑顔を見せてランチを褒めてくれた久遠のことが気になりはじめ……？

※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。

[ケイ · ★★★★☆]

ほのぼの

最初は険悪だけど、受けに癒やされて攻めがベタ惚れになっていくところが丁寧に描かれてて良い。
お弁当の感想をメッセージに添えるとか、攻めの性格的にやらそうなのに意外性があって萌えました。とくにハラハラする展開はなく、すれ違いものですが、安心して読めます。

[ブクログ · ★★★★☆]

律の天然さと２人の言葉の足りなさですれ違う話。ちゃんと話してれば解決したのに...。とは思うけれどタイプの違う律と裄久には難しかったのかも。何故上手くいかないのか分からず戸惑う裄久を見ていているとそう思える。
律にとって、料理は大切なもの。その料理を美味しく食べてくれる裄久と出会えたのは本当に良かったと心から思った。