【感想・ネタバレ】江戸時代の遊郭の楼主に転生したので、遊女と吉原の未来を変えようと思うのレビュー

あらすじ

主人公は、元風俗店社員。過労死して暗い空間を漂っていた時、弁財天と名乗る女性から遊女を救うよう求められ、なぜか吉原遊郭の大見世(最高級の店)の楼主である戒斗(かいと)として転生していた。時は江戸時代。この時代の吉原に住まう遊女の生活はかなり酷く、常に栄養失調や性病などに苦しめられていた。戒斗は、現代知識を活かして、遊女たちの環境や吉原の状況を改善しようと動き出す。
太夫の藤乃、格子太夫の桜、振袖新造の楓、禿の桃香と、時には反目し時には協力し合い、吉原遊女との人間関係を築いていくが、戒斗の存在を疎ましく思う西田屋の影が近づく……。難しい局面に対して、水戸の徳川光圀公の助力を得て大きな改革に乗り出す。
――俺は、“吉原”や“遊女”の悲惨な未来を変えてみせる!!
江戸吉原を舞台に、転生主人公の挑戦が始まる。

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 正直、読む前は大したことなかろうと舐めてかかっていたのですが、存外にしっかりしていて面白く読むことができました。
 後書きによれば編集の手もしっかり入って改稿などもしていたということで、文章も読めるものになっています。
 台詞回しだけはちょっとな、と思いましたが、ストレスになるほどのものではありません。
 筋としてはまぁタイトル通りで典型的ななろう的展開ではありますが、江戸の風俗や吉原についてちゃんと記述されているので説得力は中々。
 キャラクターも十分親しみやすく、女の子たちはリアルとまでは言いませんが、童貞向け二次元ファンタジーみたいな胡散臭さはありませんでした。著者が元風俗店従業員らしいので、現実の女性を見て知っているからでしょうかね。
 俺たたエンドみたいになってるので、続きが気になるのですが、出版が二年前となるとこれはもう続きはないやつですかね。残念です。

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2020年11月07日

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